…温故知新…日々・徒然・処感・緒感…








静かに思へば、万に、過ぎにしかたの
恋しさのみぞせんかたなき。
人静まりて後、長き夜のすさびに、
何となき具足とりしたため、残し置かじと
思ふ反故など破り棄つる中に亡き人の手習ひ、
絵かきすさびたる、見出でたるこそ、たゞ、その折りの心地すれ。
このごろある人の文だに、久しくなりて
いかなる折、いつの年なりけんと思ふは、
あはれなるぞかし。
手馴れし具足なども、心もなくて、
変はらず、久しきいとかなし。
〔徒然草 第二十九段〕


“つれゞなるまゝに…”ですね(笑)
えるぜ





処感 2000年8月

…匿名のあなたへ…

at 2000 08/01 22:09


それは、匿名メールから始まった。
繊細な人一倍優しくて線の細い彼女は
一たまりもなく、動揺しSOSを出した…。

いつもは、静かに見守っている
仲間も、これは大変と出動し全力で
彼女を庇い・フォローし・助ける

その、匿名メールはたった2行の
内容だったが、彼女を知る皆はその
たった2行に怒りを覚え、許せないっと
感じた…。

故意になのか、軽い気持ちなのか
は知る由もないが、ここにNetの
暗部がある…。匿名性の故、責任のない
振る舞いをして、平気で人を傷つけて
…。なんだか、虚しい…。

人の愚かさをいとおしいって思って
来たけれど、時と場合によっては、
愚かしさは醜い時もあるんですね…

彼女は衝撃の強さに、打ちのめされ
深い心の傷を受けた…。
もう少し考えて欲しい…。

もし、匿名さん…あなたが
同じような事を誰かにされても
あなたは、平気でいられますか?

人の善意を、踏みにじるような
蛮行を、恥じ入って欲しいです。
そして、できたら、彼女にきちんと
謝罪して下さい。彼女の復帰を
助けて下さい…。

EruzeMint.…☆


…夢…

at 2000 08/03 22:25













 

 



Eruze Mint.mamu



…山と川と空と…

at 2000 08/09 14:53


山はそこに以前から在った…
川も山に沿って以前から、流れていた…。
空は、黙って全てを把握し見詰め
許し包み込んで来た…。

時間が流れ、人間が山や川に近付き
彼らは最初の頃に持っていた畏れを
何時の間にか忘れてしまい…
山や川を汚し、反省することもなく、
不用意なまま、無防備なまま接する
機会が増えた…

結果として人間に被害が出てきた
としてもこれは如何でしょう?
山や川が悪いのですか?
自然が意地悪なのですか?

空は相変わらず、黙って見詰めています
どちらが可笑しいとも主張せず
どちらが正しいとも裁かずに…

山と川…美しい自然と循環の摂理を
担ってくれている私達の財産…
いや…地球の財産…ですね。

時に真正面からじっくりと向き合って
その勇姿を実感として体得して…みる
その時間は必要です…。
そうでもしないと…きっと分らない。
そんな風に私自身が思えた。


Eruze Mint.mamu

…続きの夢・夢の続き…

at 2000 08/10 22:52


立秋を過ぎて…心なしか夕暮れの時が
長く感じられ…大好きな秋の訪れを心待ち
にしている私としては…喜ばしい此の頃…

あれから、ねじまき鳥は世界中を飛び回り
少しづつその正体を明かしつつ…
またもや、気紛れに飛んで行ってしまった

井戸の底はだんだんと冷え込み…
見上げている“半月の月”も益々
青味がかって…妖艶な表情となる…。

妖精のようなメイは時々私の様子が
気になると見えて、密かに覗きに来て
呉れているらしい…可愛らしい足音が

静かな夜には、どんなに密やかに動いても
人一倍音に対して敏感な私には
分ってしまう・・・ことを、
彼女は感知していないようだ…

トオルもクミコも…この井戸の壁の
向こう側へ通りぬけて行ってしまい
取り残された私は..ただ、呆然と
この壁を見詰め…息を止め
思いを凝らしているばかり

“まだ、まだ、この夢は続く…きっと
 当分終わらない…Day Dream…”

そう、分ってきてももう、手遅れ…
この夢の虜となって、あの208号室へ
なんとかして辿りつきたい…。

つ・づ・く…


Eruze Mint.mamu

…幸せの水…

at 2000 08/10 23:07


瑞々しい梨…新鮮な果実…幸水
真夏の季節の贈り物…

冷たく冷やして…食後のデザート
あぁ〜…この美味しさをあなたにも
分けて差し上げたい…

集中して疲れた神経を、優しく落ち着かせ
その“幸せの水”の鮮烈な養分で
あなたの渇いたノドを潤して差し上げたい

そんな風に…ふと…浮かんだ…
頑張っておられる皆さま
お疲れサマです…


Eruze Mint.mamu


…*ある小さな永遠の序奏のために* …

at 2000 08/11 21:46


大宅 歩

永遠というさだかな 想いを
いつも 心の波間に 浮かべることのできる
そんな 小っぽけな 詩が
たった一つでもいい 書けたならば
私の人生は ただ それだけのために
どんな 孤独を 味わおうと かまやしないんだ

ひとの世なんて だけど 
そんな幼い祈りに似た 決意だけが
意味のない 永遠を 心に感じさせるんだ
だからこそ 書けもせず うたえもせずに
こうして 今宵も 暗い想いの上に 漂流って
生きながらえて いるのじゃないか

「ほら そこに
 白雲が
 とんでいるよ
 この星の夜空に
 白い花びら
 みたいにね」

こんな 何の変哲もない 自分の ことばを
はるかに くりかえし 凝視めながら
小さく微笑んで 生きてゆくのが
はてしない 永遠の道なんだ
「ねえ、君、
黙って 生きてゆこうよ」

*Yoursongサマより
        贈られた“詩”..。
        ありがとう…






Eruze Mint.mamu



…*自然淘汰* …

at 2000 08/13 23:14



無理をせず…黙って時が過ぎるのを待つ…
すると自然とはっきりして来る事がある…

何一つ、変わらなくても気が付けば
ふと…無くなっている事が案外多い…
ということに…

何時の間にか姿を消し去り
必要なことのみが、最後には残る…

いくら過剰に大げさに表現して見た所で
変わらぬ普遍性のない物や事は消え去る

耐性のない、脆弱な造りの大半は
張りぼての張子のように…愚か者の
建てた、砂地の家のように…
いつしか、風雨にさらされて色褪せ…

跡形もなく崩れ…消える…
これが自然淘汰…。

厳しいかもしれないけれど、
今まで、命の連綿と続いてきた営みは
すべてこの原理に基づいて厳密に
行われてきた…と言える。

人よ…あなたは、今ここに居る…。
この現実の重みを、ずっしりとした
重みを、もっと実感して欲しい…

もっと明確に、この機会…
を活かして欲しい…
せっかく、この世に命を受けて
産まれたあなた…
そう…あなたのこと…

Eruze Mint.mamu


…*あなたへ* …

at 2000 08/16 22:54


何をためらっているの?
何で吐き出してしまわなかったの?

そんなになるまで、我慢しては…
水臭いではないですか…

是非遠慮しないで、言いに来て…
少しお話を聞くだけで…それだけ
しかできませんが、それでも
緊急の休息とはなるかと…思います。

Eruze Mint.mamu

…*今朝の対話* …

at 2000 08/18 15:37


>んーん。
>我慢していたんでしょうけれど
>暗くなりますよね。
>加害者の家族のことも考えてしまいます
>もっと、おおらかにいかんのですかね。

同感です。信頼するとか、
感謝するとか共感するとか
反省するとか…許すとか…
そういう語句を最近
報道の中でみつけようとしても
みつからないのです。
 
謝罪・訴訟・断罪・皆殺し・短絡
閉塞・放漫経営 無気力・呆然…の
類は毎日のようにみつかります
((p(>o<)q))いやだぁぁ!…ってこれで
は子どもも感じるでしょうね。

触れている環境が子どもを形成して
ゆくのですから…。
こんな“殺伐”とした言葉のシャワー
を浴びせられ続けたら心も育たない
って思うのですね…(−−;
せめて、親や教師がシールド?というか
心の栄養を切らさないように注意して
いたいって…強く思う
少し、怒っているマムでした…
長々と失礼致しました。



★〜Mamu'sPageでの15歳が起こした
  殺人事件についての対話より〜★
   


Eruze Mint.mamu



…*決戦の日々* …

at 2000 08/24 15:46


現役作家の青山繁晴氏が…堂々と宣言し
今、現在も時の刻々という音と競うように

作品と格闘し文字を駆使し削り…戦っている
彼は闘うではなく、戦うという字を敢えて
選び、頑張ると公言しつつ…

孤独な夜を今夜も
おそらく徹夜覚悟の構えで、
テンションを維持しつつ…
頑張っておられるであろう…。

なんという事なのだろう…。
この潔さと勇気…には驚かされる…。

未来は決して今の時点でははっきりと
は見えないけれど、こういう人が、
まだ、日本に存在していてくれている

という事実は喜ばしいって感じる。
てらいもなく、自慢もせずありのままの
自分をすべて公表する…HPではいろんな
リスクがあるのにも関わらず

彼は実にさっぱりと、リアル・サイト
をリアル・サイトらしく運営している。

応援したくなる…これではみんなの
支持を集めない訳がない…。

何もできない私はただ、ウロウロと
彼のLogが付けば訪問し、On the road
に目を通し何かしらの戯言を書いては、
戻ってくる…それだけ…。
迷惑になっていないか、気になる。

どうぞ、精神力でこの山場をあなたらしく
乗り越えて..そう祈ることしかできない。

HPの良いところは、都合を気にせづ
コンタクトを取り、こちらのものを
取り合えず、伝えられるところにある。

ただ、これはともすると、TPOという
大切なマナーの感覚を麻痺させてしまう
怖れがある…そう思う。

今夜は24時間TV…日本中のおそらく
30%くらいの人はこの番組を見て
夜を明かすという…。

その呑気な人々の中に命を削るような
作業を、実に華やかに楽しげに続けている
男が一人いる…このことは、結構印象深く
きっと“夏の思いで”の中のエピソード
になってくれそうだ。


Never Give Up!で、乗り越よう…


Eruze Mint.mamu


…*バランス感覚苦* …

at 2000 08/24 15:45


いつも思う…私の分身が4・5人いたらなぁ
って…みんなもそうかしら…?

同時に瞬時にそうなれたら…どんなに
一日を十二分に有効活用できるだろう…。

だけど、そしたら、ドレが本当の自分で
どこから、分身の自分なのか分らなくなって
きっと混乱してしまうだろうなぁ〜…

変身願望…ってあるけれど、
これは、無いものねだりの最たるワガママ…
此の頃の雑々とした忙しさって
夏の疲れもあって…
確かに、鬱陶しい…。

こんな時にこんなことフト思い浮かべ…
相変わらず、浮遊状態の自分を反省…。

でも…ワクワクとした夢を追いかける自分
それから、ドキドキしながら本を読む自分
ピアノに向かい、音を出す自分…
が一番好き…と思う…。

大人になっていろいろあって表面的には
バランスが執れているように見えるけれど
案外、危うい自分を知っているから…

今日のタイトルは…バランス感覚苦…。
無理している時にそう、つぶやくと
不思議と笑える…ウフフ



Eruze Mint.mamu


…*普遍という価値を求めて* …

at 2000 08/29 13:10


確かなこと…変わらぬ思い…。
揺るぎのない拠り所を求めて
放浪を続ける…。人は常に旅びと…。

何故だろう…?
自分の在りかたを問うているから..。
間違った判断をしたくないから…。
遣りなおしが利かないこともあるのが
段々分って来て…慎重になるから…。

裏切りとか見込み違いナド…
浅墓な失意を持ちたくないから…。

幸せになりたいから…。

でも、幸せって本当はどんなことなのだろう
自分の錯覚ではないのだろうか…?

すべて手探りでこれまでも、人は
“初めて…○○○を体験した”という自覚を
それぞれが、それなりに体験し重ねて…

出てきた考えは、無限であり膨大過ぎて…
どれも、正しくて…どれも個々には真理で
見事にどれも少しづつ、違っていて…。

そうなると、みんな違ってみんないい…
ってなってゆく…。

なのに、またもや、
『でも、本当の所は何か答えがあるはず』
…などと…思い。
果てしの無い、自問自答…を繰り広げる。

諦めることなく模索し、力の限り格闘し
あらゆる角度から、眺めてみる…。

時間は絶えることなく刻々と進む…。

ミクロとマクロ…の視点と観点…。
それが、継続すると歩んだ後ろに
何かしらの痕跡が残る…。
それを後続の旅びとが偶然にも見出し

『いや、そうではなくてこうかもしれない』
と、その痕跡を叩き台にして、又思索が
始まる…。

Hintをたくさん欲しくって
読書もする、大勢の人と語り合う…。
なるべく、キャパを広げて行きたいって
思うのは…初めからそう組みこまれている
DNAの為せる技…か。

普遍を求める事とは、永遠への道へ通じるの
かもしれないと、此の頃、気がついた…。
他の人には、『なぁんだ、今頃』
って笑止ものなのかも知れないけれど…。

時が満ちて、出産が神秘的に始まるように
内面で大切に育み続けてゆけば、いつしか
思いは成就して、なにかしらの、思いを
産み出せて、また一つ何かを会得でき…
ステップを一段…登れるのかもしれない…。

そうでも希望を持たなければ…
この荒みきったこの世で、平常心で生きて
行けとは、とっても子どもに伝えられない。

信じたい…大丈夫なんだって信じたい…。
これで善いのかと常に問いながら…。
確かに納得をしつつ、少し妥協もしつつ

それでも、何百億光年も遥かな時間を
旅をし、今地球に星の光が確かに
届いているように、直進してただ、
ひたすらに輝き続け…逡巡を内包しつつ…。
迷わずに頭をしっかりと持ち上げて
…真っ直ぐに進み続けたい…。

最たる敵は、己自身の弱さなり…。
その各々の弱さを克服しつつ、
それでも楽しく…。全てを理解しつつ、
足取りは軽く…

人よ…子どもよ…歩んで欲しい…。

普遍とは、信じて疑わなくても時間の経過
があっても変更がない、何が起きても
安心していられる強靭な裏付けのある
価値ある事物…。ベーシックな事。基本。

例えば『命は大切』
次ぎに『愛は命と同じ程大切』
など…(笑)そう…
『はい、は はい…いいえ、は いいえ』
ということ。

今の時点で、そう思える。


Eruze Mint.mamu






…*私の好きな○○○ …

at 2000 08/31 14:54



爽やかな空気と風と光…
透明で冷たい水…

キーンと冷えた夜の冴え冴えとした
細い三日月と星々…

空に掛かる大きな虹…
息が止まる程泣きたくなるほど
眩い、夕焼け…

青葉の季節の原宿辺り…

疑いの入る隙間もない程愛し合っている恋人達
純粋に一途に恋人を待ちつづける女心…

待ち合わせをしていて、一瞬一瞬づつ
その時が近付き、息を弾ませて駆け付けたら
優しい目で『待っていたよ』と忍耐強く
待っていてくれた人の表情に出会う瞬間

ひたひたと寄せる波打ち際にある白い貝

穏やかな日溜りにウットリと
毛繕いをしているネコの目…と気持ち
よさげに波打つしなやかなシッポ…

キラキラ・ワクワク・ドキドキ・
する気持ち…

私の好きなもの…数え切れない程…
あれれ…もしかしたら、嫌いという
ものがあんまりない…(^^;

これは問題かも…!


Eruze Mint.mamu