…温故知新…日々・徒然・処感・緒感…








静かに思へば、万に、過ぎにしかたの
恋しさのみぞせんかたなき。
人静まりて後、長き夜のすさびに、
何となき具足とりしたため、残し置かじと
思ふ反故など破り棄つる中に亡き人の手習ひ、
絵かきすさびたる、見出でたるこそ、たゞ、その折りの心地すれ。
このごろある人の文だに、久しくなりて
いかなる折、いつの年なりけんと思ふは、
あはれなるぞかし。
手馴れし具足なども、心もなくて、
変はらず、久しきいとかなし。
〔徒然草 第二十九段〕


“つれゞなるまゝに…”ですね(笑)
えるぜ





処感 2001年1月

…*始まる…* …

at 2001 01/01 00:37


さぁ…もう、鼓動はとっくに始まっている
新年と新世紀…♪

争いのない…会話の通じる世紀へと
なって行って欲しい…

深遠なる思いや気持ちが素直に伝わる
そういう言葉を探して…

今年はもっと奥行きのある人へと…
脱皮しよう..
なにせ巳年なのだから…







…*コンタクト…* …

at 2001 01/05 10:42



昨夜はカール・セーガン氏原作の
『コンタクト』を観た。

ジョディー・フォスターの賢さが
映画の中身の質を支えていた…

科学者は裏付ける証拠がなければ
“真実”と認めないというテーマと

神は本当に存在するのか…それを
信じられるのか…というテーマと

宇宙的視野で考えて見た時に
地球だけが生命体を持っていると
考えない方がいいのではないか?
という..問い掛けが目を引いた…。

彼女がべガへの旅をしている時に
宇宙のあまりの美しさを表現することに
言葉が詰まり…
『詩人が来ればよかったのだ』
という くだり があったが…

この段階で、『科学者』であることより
自分が自分で見たり聞いたりしたことを
いかに自分の言葉で伝えることができるのか…

という事の方が重要になって来たように
私は思えて、興味深かった。

宇宙からのメッセージは何時、どんな方法で
地球に届いているのかは分らないけれど…

宇宙ゴミまで出している人間の活動…。
広大な宇宙を一人占めしている気分で
いるとしたら、それは、傲慢そのもの
なのかもしれない…。

コンタクトの仕方を間違って
友好的に近付いて来てくれるかもしれない
存在に対してくれぐれも間違った方法で
「初めまして!」
をしないように…とも…思う。

コワイけれど…分らなくてコワイけれど…
無闇に戦闘態勢で構えているのは…
どうだろう…

…待てよ…これって対人関係でも
全くおんなじ…ではない?
「分ろう」というコチラ側の気持ちが
届いているだろうか?
「受けつけない!」という拒否感を持って
いるのであったら、どんな状況でも緊張と
冷戦状態が続くような気がする…。

歩み寄る、譲歩する…。
受け入れる、許容する…。
手を差し延べる…。これは、基本的な
人との和を構築して行くときの姿勢…。

自分を殺してまで、合わせる必要はない…
だけれど、相手の思いや心まで殺す権利も
誰一人として持っていないはず…。

『コンタクト』
あなたは上手に取れてますか?



…*控えめなあなた(笑)へ…* …

at 2001 01/07 13:52


この処感に訪問して下さっている方の中に
Logが残らない…
控えめなお方が混じっているのも
なんだか、最近分って来て…というより、
多くなっているように感じてます。

マガジンの読者さんかな?とか
お知り合いの『あの方』かな?とか…(笑)

色々、想像するのも楽しいHP運営…
…ただ、眺めていただけではあくまでも
『傍観者』…です。
発信して、ご自分の色をどうぞ…
出して見て下さいませ。

遠慮は要らないんです。
発信して受信する…遣り取りって
いいものです。
手応えがないのって、虚しいものですよね。
空気にお話ししているつもりはないんです。
それとも、恥ずかしいのかしら?

私は、ここに居ります。
どうぞ…あなたのメッセージを
お残しください…。
Logだけでも、嬉しいんです。
どんな人が来てくれているんだろう
ってとっても、興味深いんです…。
ヨロシクお願い致します(^^)

それとも、もっと違う観点から…
このHPをご覧になっておられるのですか?




…*安堵感…* …

at 2001 01/15 23:29


年末年始も無事に終了し…
HPも平常通りの運営へと切り替えて…
早速、部屋の模様替えをしてみた。

アラベスク模様と蔓のある植物のライン..
とっても綺麗だったので…替えてみた。

まだまだ…不器用なので…イメージが
思うように固まらず…思考錯誤のHP…。

少し大人っぽくしたいので..
きっと、どんどんシンプルな感じへと
サマ変わりをして行く…予定…。

安堵感は…大切…な事柄…。
例えば、伝えたい人へきちんと伝わった
感触とか…。
例えば、気になっていた人からMailが
届いたとか…。
例えば、「そんなに気を廻さなくたって
いいのだよ」と軽く、慰められたとか..。

…安堵感…安心感…安定感…
張り詰めていた糸が少しだけ緩んで…
ヘタヘタと座り込むような感覚…



…*未熟のままの現況…* …

at 2001 01/19 12:19


世紀が変わってもそう易々と…
問題は収まらない…

精神の未熟さがそのままで
身体だけ大きくなった
アンバランスな人が増えて来ている…

日本総白痴化?的現象が起きている

もたもたと文部省が現状を把握しようと
している間に、今…現在進行形で学齢期
の子ども達を育てている母達は..
ウンザリしている..。
H.14年の教育要領大改訂を前に
おののいてもいる…。

ドンドン変化して来ている速度にとっても
追いついていっていない対応では…
「一体…どうなってゆくのだろう…。」
と心配になるのが…普通ではないかしら?

心ある真っ当な教師の方々や現場に関係
している大人は危機感を目の前にしつつ
背負い切れない程の問題を常に処理しながら
疲れ果てて来てもいる様子…。

基本は家庭にある。
個々の家庭教育力の低下…にあると思われる。
責任ある躾や教育をできない親…大人。
ここに終結してゆくように思われて…
しかたがない..。

目を覆いたくなるような
最低な事件ばっかり起きている..。
人の尊厳を無視して平気で嘲笑している
「人の群れ」も見かける…。
恥をさらしていることにも気が付かない
そういう感覚…にはただ…言葉をなくす。

価値感の混乱は人の心を荒ませる(すさませる)

一言で言えば…未熟…なのだろうか…。
類は類を呼ぶ…。この国の未来は…
どうなってゆくのだろう…。
成熟した安定した国になってゆく可能性は
あるのだろうか…。

目の前にある問題から目をそらさずに
それぞれが取り組めば…少しは違って来ない
だろうか?



…*まぁるくなれる…歓び…* …

at 2001 01/23 14:28


安心してホッとすると…丸くなって
フニャフニャ…と頼りなくなってしまう

全身の力を抜いてそのまま…
しばらくじっとしていたくなる。

次々と立ち現れる細かな課題を
たまには…ちょっと忘れたい…。

いつでも、どんなに忙しい時でも…
せめてそういう瞬間を持っていたい
そうしないと…いつになっても
区切ることができない。いつになっても
終わらない…。

ちょっとした自分へのご褒美…。
そういうこと考えてみたい。
生きていると切なくなる瞬間も多い…
でも…嘆くより、それよりも違う方向へ
考えを持って行って..自分で納得を
したい…。だって…ね。
私の人生なのであるから…。

なぁんにも、考えないで…
ボーッとしていたい…
そういう時は力を抜いて
難しいことはちょっと置いておこう…




雪の魔法

at 2001 01/28 12:55


雪に覆われると後はどうであれ
景色、光景全体が白く…ボーッと浮かんで
夜でも不思議に明るい雪明かりとなって
寒いのにとっても寒いのに…
心はいつもと違う様子のせいか…
ワクワクとしてしまう..。

翌朝、雪かきを黙々として下さっている方
眠いだろうに子ども達と滅多に出来ない
雪遊びを存分にしようと張り切って
飛び出して来た、若い夫婦と幼いお子さん

ちょっとはしゃいで足元を雪に滑らせて、
声を上げて歩く若いカップル…
いつもと違う街の横顔が見える…。

寡黙にいつもは構えている街が俄かに
活気付くから興味深く思う…。

寒いとか暑いとか…
雨や台風…雪に地震…。
自然世界の脅威の前にはいつも振り回されて
いる結局…弱い、非力な人間…。
なんてはかなくて、頼りなくて..
危なっかしい存在なんでしょう…。
でも…なんて、そういうところが
放って置けなくて気になるんでしょう…。

珍しい雪との格闘で素直に喜んで
笑っている子ども達の歓声を
耳にすると、そんな風にも受け取れて
嬉しくも思われる..。

雪の魔法の夜…いろんなことが
静かにでも確実に変化もした…。
それは、確かなこと…。



イメージチェンジ

at 2001 01/31 12:31 編集


『月球儀工房』…さんより素材をお借りして
ブルー系のPageを作りつつある…。

同系色の変化でしかも読み易くPageは
軽い素材をと…素材屋さん巡りをしながら
探している…。

ブルー系は一番心が落ち着き、また安らぐと
自分では思っていて…
(これは好みの問題だけれど…)
自分で作成できない分、どなたかのセンスを
お借りする
…ということになる。