…温故知新…日々・徒然・処感・緒感…








静かに思へば、万に、過ぎにしかたの
恋しさのみぞせんかたなき。
人静まりて後、長き夜のすさびに、
何となき具足とりしたため、残し置かじと
思ふ反故など破り棄つる中に亡き人の手習ひ、
絵かきすさびたる、見出でたるこそ、たゞ、その折りの心地すれ。
このごろある人の文だに、久しくなりて
いかなる折、いつの年なりけんと思ふは、
あはれなるぞかし。
手馴れし具足なども、心もなくて、
変はらず、久しきいとかなし。
〔徒然草 第二十九段〕

“つれゞなるまゝに…”ですね(笑)
えるぜ





処感 2002年6月


*・・散歩をしていて出会えた作品・・





上記↑サイトにある作品の『キミとボク』
(grapfics→animation→No.18)
に出会えてちょっと感動と
言うか、キュ-ンとなってしまいました。
5月にはやたらといたいけな猫や犬に対する
虐待事件が頻発したので余計にこういう
温かい人と猫の交流を目にすると、
痛んでいた感情がほぐされるようで
自然と涙があふれてきたのだと思います。

読み込む時間がかかるけれど、その時間を
待っただけの価値はあると思います。
お時間があって、現在ペットと一緒に過ごして
おられる方、又は、かつて一緒に過ごして
おられた方にはお薦めの作品です。
どうぞゆっくりとご覧あれ…。


ところで……
作者の方からコメントが出ております。


☆LINKはフリーです。
尚、各fileへの直LINKは例外なく許可しておりません。
ご了承下さい。 LINK先URLは↓
http://www.renge.sakura.ne.jp/~radio/>
でよろしくです。☆

とのことです。くれぐれもリンクなされる方
ご留意くださいね。




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*…六月『見えない配達夫』…*

at 2002 06/03 17:41





どこかに美しい村はないか
一日の仕事の終わりには一杯の黒麦酒
鍬をたてかけ 籠を置き
男も女も大きなジョッキを傾ける

どこかに美しい街はないか
食べられる実をつけた街路樹が
どこまでも続き すみれいろした夕暮れは
若者のやさしいさざめきで満ち満ちる

どこかに美しい人と人との力はないか
同じ時代をともに生きる
したしさとおかしさとそうして怒りが
鋭い力となって たちあらわれる

    
 〔茨木のりこ〕

昨年に引き続き、この詩を載せたい。
人との関わりを丁寧に描いたこの詩を
載せたい。人として生きる時の指針として
この詩を忘れないでいたい。





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*・・・言葉を発するということ・・・*

at 2002 06/04 08:14


心の中、胸の内ではどんなことを思おうと
考えようと自由である。個人の枠を逸脱していないからである。

これがひとたび、口の外に出てしまうと
その様相が一変してくる。

大きな影響力を持つ国の首脳級の要人が
発言することはどんな場面であれ
「公人の発言」とみなされる。

思えば、昨年の今頃小泉内閣メルマガ
のことをここにも掲載したのだった。

あの時の期待感が、今は失望に変わって
来ている。マガジンも登録数が減り
活力剤として「藤原紀香」さん等
人気者の寄稿を企画していると昨日の
夕刊(讀賣)で読んだ。工夫となるのだろうか?

小手先を変えてもあの小泉首相の
メッセージではインパクトが薄いなと
最近マガジンを読んでいて思う。小泉首相の本音を
読者は読みたいと思っている。







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*・・・見えてきたもの・・・*

at 2002 06/06 13:56



俯瞰する…そういう事柄をこの処感にも
以前書いたけれど。

いつものようにしているのに
突然、ある日急に目の前が開けたように
何かが見えてくることがある。
今まで気づかなかったこと、見えてても
意識していなかったこと、
そういうことが重なって ある日
視界が開けるように「見える」時がある。

きっかけはちょっとしたこと
いつもと違う方向から物事を見たときとか
考えたときなどに特に多い。

そういうとき、つくづく自分の小ささも
思い知る。

広く大きく距離をおいてみる習慣を
忘れないでいないといけないなと
そういうときに思う。





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*・・・気分転換・・・*

at 2002 06/08 01:16


今夜は少し開放的な気分である。
先ほどまで夫と一緒に近所にあるカラオケで
大きな声で大好きな曲をたくさん歌っていたからである。

「真夜中のドア」・「イパネマの娘」
「サタディー・イン・ザ・パーク」
「別れのサンバ」・「想い出が美しすぎて」
「サマー・サンバ」・「あの日に帰りたい」
「ラヴランド・アイランド」・「やさしく歌って」
「白いパラソル」・「渚のバルコニー」
「虹の彼方に」・「9月には帰らない」
「恋におちて」・「サンシャイン」
「さとうきび畑」・「中央フリーウェイ」
「海の見える午後」…等である。

特にシカゴのビートのキイタ曲
達郎の曲はカッチリとしたリズムと
妥協を許さない細かいニュアンスがあるので
気持ちが良い。
(もちろん、ボサノヴァは最高の気分だけど)

大きな音の洪水の中で泳ぎ回りスッキリと
した。レンタルスタジオで遠慮せずに
ピアノをフォルテで弾いたような爽快感がある。

本当はピアノを弾きながら歌いたかった。

音を出すことは何よりの気分転換になる。






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*・・・快挙!・・・*

at 2002 06/09 22:23



なんと…ロシアに勝った!
これは凄い快挙だと素人の私も思う。







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*・・・今日は部分日食なのだけれど・・・*

at 2002 06/11 08:24


台風の影響の雲の早い動きがあり
どうも見えそうもない。

6月に入ってから晴天続きで梅雨入りの声
も昨日やっと福岡が聞こえて来たところ…。
関東地方は今週の後半ぐらいから入梅と
なるのだろうか。

今朝の空、雲の動きがいつもと違い
不安定で西風が吹いている。

日曜日のW杯サッカー対ロシア戦での
まさかの勝利は日本ではお祭りムードで
沸き良かったけれど…
ロシアの国ではフーリガンによる暴動が
起こり、死者まで出てしまったという。
日本料理店のガラスは割られ、車は焼かれ
街は荒れてしまっていた。

…。狂気としかいいようがないが、危機管理の甘さがなかったのではないかと感じる。
開催国ではなくてもサッカー熱が熱い国では
対策が必要なのだなとこういうニュースを
耳にしてあらためて思う。

地道な警備は見えなくて正解。
聞こえてこなくて正解。
日本と韓国ではW杯の開催決定後に起きた
あの昨年のテロのこともあり徹底した
対策を練り実行していると聞く。
試合最終日までこの体制を維持して欲しいと
願う。

台風とフーリガンって似てるとなんだか
脈絡もないことだが感じられた。


・・・「備えあれば憂いなし」







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*・・・梅雨入り・・・*

at 2002 06/12 08:30


蒸し々するなぁ〜…と思ったら何と入梅を
したとか。今朝は梅雨らしい雨。

昨日は懐かしい叔父・叔母私の母・妹と一緒に久しぶりに会食をした。
集まるとタイム・スリップして昔話に花が咲いた。

何歳になっても叔父・叔母にとっては
私達は「小さい頃の姪のままなんだなぁ〜」…と改めて思った。

母でもない、妻でもない、自分と久し振りに
会って少し恥ずかしかったけれど、嬉しかった。







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*・・・雨 雨、雨・・・*

at 2002 06/13 08:42



あぁ〜…あめだぁ〜
雨、雨、あぁ〜…雨なのね 雨

…雨の日は、雨の日なりの過ごし方
・・・・・・・・・・・・・雨




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*・・・紫陽花の季節の懐石膳・・・*

at 2002 06/13 13:22



一つづつ丁寧に器と盛り付けに工夫を凝らしたお料理を先日の食事会の時に戴いた。
ゆっくりと運ばれて来るのでみんなで
楽しく料理を味わいながら話せて楽しかった。

こういう集まりの時は「談笑」も大切な
メニューの一つとなり味付けとなる。


・前菜は目にも美味しい山芋の揚げ出し豆腐風

・お刺身の盛り合わせ・クラゲの中華風和え物
 鴨のたたき・紫陽花色の寒天とムース寄せ

・山うどと青柳の酢の物

・涼し気な大きな笹の葉の上の素麺

・籠の中に置石のように置かれた天麩羅

・揚げ茄子のみぞれ煮

・涼し気な大きな笹の葉の上の素麺

・デザートは良く冷えて歯にしみるような
 小玉西瓜





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*・・・蠢くもの・・・*

at 2002 06/15 13:18


ワールドカップサッカーでの日本の活躍に
人々は活路を見出し、励ましをもらい
夢見ることの楽しさを思い出し少し元気になって街を闊歩しているこのごろであるが…。

その賑わいと興奮、一種のお祭り気分に紛れ
動くもの、蠢くもの、息を凝らして過ごす者たちがいる。その不穏な者たちを闇の中に
紛らわせてしまってはいけない。

しっかりと見詰め、経緯を見守ろうと思う。
…本当は見たくもないけれど、本音はそういうこと追求したくないけれど…。
でも、何も解決していないのに有耶無耶になどしてしまってはならないのだから
関心を持ち続けたいと思う。





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*・・・小休止・・・*

at 2002 06/17 13:18



朝から快調なリズムで「今日 やること」
こなしていると心地良く 時計の動きも
軽やかに感じられる。

どうせやらなければならないことなら
先に済ませてしまおう。
そうすると 気持ちは沈まずにいられる。
アレもコレもソレもそしてアチラも…
まぁ…色々と心を砕くこと気を配ること
多いのが日常ではあるけれど、そういう中で
自分の時間とリズムは崩さずにいたかったら
先手必勝…かも。

ホンの少しの余裕が気持ちを豊かにしてくれるから不思議、
ホンの少しの工夫で他愛もなく
気持ちがほぐれるから不思議。

小休止をコマメに取りながら、
ボサノヴァのリズムに身体を預けながら





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*・・・刻々と・・・*

at 2002 06/20 08:36


平凡な日々が過ぎる中で変化は起きている
あまりにも近すぎると 気が付けない異変
バラバラに置かれていた事柄を集めると
急に一つの結論を導くことがある。

目が曇り、漫然と過ごしていると
その重大さが隣にあるのに気がつかないということ
あると思う。

灯台もと暗し。
紺屋の白袴
医者の不養生

結果が出てから
「そうだったのか」と納得し
気がつかなかった迂闊さに臍をかむ

・・・・・。
ちょっとした自己嫌悪。
そんな時に 自分にガッカリする。






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*・・・物事はいつも想定外の事柄に満ちている・・・*

at 2002 06/25 07:20



今日は隔週で発行しているマガジンの配信日である。

例の如く、ギリギリまで粘って書き上げ
まぐまぐへ原稿を送り、配送日時を予約し
終了したのであったが…。

今朝 確認してみても受信トレイには届いていない。

…。約束したことを守って欲しいな。
どんな事情があって遅れているのか
今のところ不明だけれど、肩透かしをされた気分。

たかがマガジン、されどマガジン。
(/_;)






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*・・・Netサーフィン・・・*

at 2002 06/28 07:52


先日のまぐまぐの件 その後即まぐまぐ側から 「何故、遅配が起きているのか」を
説明した誠実なMailが届き25日の午前中には無事に配信完了の通知が届いた。

長い間まぐまぐとは遣り取りをさせて戴いているけれど、
こういう時の対応はいつも誠実で敏速である。

便利なインターネットだけれど、
回線やサーバーの障害など素人には把握できないアクシデントが起きた場合、
音信が途切れてしまうので不安になる。
何しろ、配信をお願いしているまぐまぐの
TEL番号も知らないのである(笑)
そういう意味では特殊な信頼関係を
オンラインのみで継続しているわけだ。

顔も声も知らない方々とこうやって繋がっているNetの世界は
改めて奇異な世界であるなと思う。

最近、Netサーフィンをしていて凄いなと
思えるホームページに沢山出会っている。
やたらな書き込みは控えているけれど
何度か通ってみてやはり言葉を残したいなと
素直に感じられた時にポンと 言葉を残して
歩いている。その言葉に返信をして下さる
管理人さんの言葉の豊かさやユーモアが
嬉しくもある。

変なしがらみや気遣い、詮索などのない
自然体のままの言葉の遣り取りが一番楽しい。
妙にへりくだる必要もなければ知ったかぶりをする必要もないのだ。

「美しいものは美しい」「嬉しい時は嬉しい」
「悲しい時は悲しい」という気持ちが
素直に伝わる遣り取りが心地良い。

重箱の隅をつつくような対応をする人も
中にはいるようだが、それで何が「快」なのか
とても理解に苦しむ。利害関係が一切ない
それが前提条件のNetでの交流が私は良いなと思う。

深く立ち入らない。しかし共感はおおいにする。 詮索 懐疑的な交流はしない。
しかし、手を差し伸べることは控えない。
そういうスタンスで私はここに居る。





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*・・・茅の輪くぐり・・・*

at 2002 06/30 00:23


大祓・茅の輪くぐり

http://www.nedujinja.or.jp/maturi/nentyu.htm

大祓というのは毎年六月十二月の晦日に、宮中より始めて全国の神社で執行する儀式で、
私達が平素犯した罪や触れた穢、又他より仕向けられた災難悪事のあったのをきれいに
祓い清めて、心身共に清浄にするものであります。
半年の罪や穢れを祓い、清々しい心で残り半年を迎えるための行事です。
(この時茅の輪くぐりを行います)
左右左と八の字を書くように三回くぐると良いでしょう。

夏越大祓祭は、1月〜6月の半年間の罪の汚れを祓い、
残り半年を無事に送れるよう神に祈る行事です。
この祭典は奈良時代皇室が百宮を集めて行ったのが始まりといわれ、
これから後、夏を無事に過ごす願いをこめる祭りとして人々に親しまれてきました。
日本最古の宗教儀式の一つでもあるこの行事は、人形を作って神殿に納めたり、
大きな「茅の輪」を安置しこれをくぐると厄除・悪疫退散になると伝えられ、
今日でも多くの神社でこの神事が行われています。 
またこの日、関西ではまじないとして「水無月」という和菓子を食べる習慣があります。



6月30日、一年の約半分が終わる日である。
梅雨時で雨が降り続く日が多いのであるが、
清々しい行事が行われるのでここに紹介する。

近所にある神社でも毎年行われている。
皆さんはご存知であろうか?
不思議な「茅の輪」が何時の間にか用意され
その円い大きな輪の中を参拝にきた人々がくぐるのである。
その輪をくぐる時に私は特別な感慨をいつも持つ。
異界への足を踏み入れてしまったような不思議な感覚でもある。
境内の鬱蒼とした木々の緑のざわめきの中大きな神社の前にできた
意図的な円い輪はとっても魅力的な存在である。

神道行事として古来より継続している神事とのこと。
穢れを清める行いが多い神道らしい行事の一つである。





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*・・・兵どもの夢の跡・・・*

at 2002 06/30 22:51



“さぁ 新たな出発だ この闘いの結果は明日への糧としよう”

   
…。確か4年後はドイツでワールドカップは開催されるのですよね。
ブラジルは前回のフランス大会で苦杯を舐めたのだから
今回の勝利はおおいに祝福しようではないか!
   
次回はドイツが美酒に酔う番になるかもしれない…

       って彼らに言ってあげたい。
   




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