…温故知新…日々・徒然・処感・緒感…








静かに思へば、万に、過ぎにしかたの
恋しさのみぞせんかたなき。
人静まりて後、長き夜のすさびに、
何となき具足とりしたため、残し置かじと
思ふ反故など破り棄つる中に亡き人の手習ひ、
絵かきすさびたる、見出でたるこそ、たゞ、その折りの心地すれ。
このごろある人の文だに、久しくなりて
いかなる折、いつの年なりけんと思ふは、
あはれなるぞかし。
手馴れし具足なども、心もなくて、
変はらず、久しきいとかなし。
〔徒然草 第二十九段〕


“つれゞなるまゝに…”ですね(笑)
えるぜ





処感 2002年7月



*・・・続・茅の輪くぐり・・・*

at 2002 07/01 08:10


「大祓・茅の輪くぐり

神道行事として古来より継続している神事とのこと。
穢れを清める行いが多い神道らしい行事の一つである。」

6月晦日になりたての時間に「茅の輪くぐり」について掲載した。
そして最後に私の感想をチラリと書いたけれど、その点をもっと深めて
考えたくなったので再びこの話題を7月朔日の朝に記しておこう。

「不安から逃れたい」「救われたい」「罪を償いたい」「懺悔」
「幸せになりたい」「愛する人の霊を慰めたい」「より良い存在になりたい」
「永遠の命が欲しい」…Etc。
いろんな動機があって人々は宗教に入り信仰する。中には「病を克服したい」という思いで
入られる方もいると聞く。価値観がいろいろあるのでその動機について他者が詮索したり
批判することはできないけれど、その根底に流れている思いの一つには「今よりは良い状態になりたい」
という願いがあるからではないかと思う。思いが強くなって願いになり、その願いが昇華して
祈りになる。祈りを表現する時に言葉と行動が伴う。宗教行為はその信仰によって形をさまざまに変える。
『唯一つのこれは!』という宗教を見つけ持っておられる方には敬意を表したいとも思う。
そういう方は他の宗教行為に対しては注意深く身を清く保ち生活されているからである。

私は宗教に関心を持っているけれど、一つの宗教に入信しその中にドップリと入ってしまうことはできないでいる。
何か恐ろしい…気持ちになるからである。形式や様式に拘る事や物に
本能的に拒否感を持っているからだと思う。(欲張りであるからでもある)
多くの一般的な日本人もそうかもしれない。
何故って生活の中に各種の宗教行為が入っていてそれを
全く疑いもせずに慣習として取り入れているからである。神道式の結婚式で始まりお葬式は仏教。
クリスマスには悪びれもせずに聖夜を祝い、お彼岸やお盆にはお墓参りに行く。
そこには矛盾がたくさんあって真面目に考えたらなんという節操のなさであろうかと
わかるのだけれど、長い年月をかけて生活の中に浸透してきた習慣であるので
それほど罪悪感もなく順応してしまっている。習慣とは恐ろしいものでもある。
私もそのまさに典型的な生き方してきている。聖書を読み お正月を祝い 父のお墓参りに行く。
なにか心に不安があると近所の神社に行ってお賽銭と一緒にお参りをしている。
何の疑いもなく交通安全の「お守り」を購入して子供達に持たせている。
これでいいのかと疑問に思いながら敢えて厳しくその点を追及できないままに来ている。




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*・・・つばめの親子・・・*

at 2002 07/02 19:45


今朝はドンヨリ曇り空だったけれど
途中から晴れ間が広がって久しぶりに
お日様の光が溢れた午後となった。

街を歩いている時に 可愛い小鳥の囀りが
頭の上の方でしているので見上げたら
電線に4羽の子ツバメがお行儀良く並んで
親ツバメが運んでくる餌に反応して
一斉に羽ばたきながら餌をおねだりして
いたのだった。

親ツバメは休む暇もなく何度も
往復していた、何度も何度も
餌を運んてきては子供の口に入れ
また直ぐに忙しく飛び去る。

子ツバメも必死、親ツバメも必死…。
…。
生きるって大変だよね。
一生懸命に一途な気持ちで専念しないと
こういう子育ての時ってテンションが
持たないのだろうな…などとフト感じた。

そして思い出した。
子供達が小さかった頃の時…
ただひたすらに来る日も来る日も
公園に通い、お稽古に付き添い
幼稚園の送り迎えをし役員をこなし
過ごしていたこと。

かたつむりのAチャンを飼い
アゲハの幼虫を羽化させ
鈴虫を繁殖させ、カブトムシを飼っていた。

図書館に出掛けお話会に参加し
毎日読み聞かせをしてたこと。
雨の日はレゴブロックで大きな塔を
建てたり、オセロやウノで遊んだこと。
ピアノを弾いて歌を歌い一緒に笑った事。

公園で使う簡単なオモチャを作ったら
それが楽しくて いくつも作ったこと。
ダンボールで芝生滑りをしたこと。

思い出したらきりがない子育て場面の
一こま一こまは 今は私の宝物のような想い出。
楽しかったからできた。
面白かったからちっとも疲れなかった。
子供の笑顔が嬉しくて大変だなんて
思ってなかったんだ。

そっか、親ツバメは大変だなんて
思ってないんだよね。





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*・・・夏はよる・・・*

at 2002 07/05 14:35






















今年もこの美しい一節を
グラデーションフォントと
グラデーションアニメーションにて
書いてみたくて掲載した。
暑い夏でもこの一節を目にすると
ひととき涼風が吹き渡るようで
暑気払いになる心地がする。

※補足 ジオサイトでは蛍の壁紙にて
「夏は夜」をUpしてみました。
何処にあるか
探して当ててご覧下さいね(笑)



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*・・・七夕の夜・・・*

at 2002 07/07 23:14

























*・・・ふ・し・ぎ・・・*

at 2002 07/08 12:49


不思



私は不思議でたまらない、

黒い雲から降る雨が、
銀に光っていることが


私は不思議でたまらない、

青い桑の葉食べている

蚕が白くなることが。


私は不思議でたまらない、

たれもいじらぬ夕顔が

ひとりでぱらりと開くのが


私は不思議でたまらない、

誰に聞いても笑ってて

あたりまえだ、ということ


 
・・・金子 みすず・・・童謡集より♪










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*・・・夏だけど 暑いけれど・・・*

at 2002 07/09 12:59



覚えたてのHTMLで少しづつ新サイトを
更新しているけれど
新しいことは常に楽しくてワクワクする。

難しそうだなと思っていたことも
自分でやってみるとそうでもなくて
難しいんだと思い込みをしてたこと
気が付いた。

先入観とか偏見って 世界を狭めるものだ。
自分で自分を縛っているのだね。

他の人ではなく、自分の物差しの短さを
悔いよう…。
他の人のことではなく 自分の考えの
浅さを忘れないでいよう。

みんなに与えられている一日は
一律24時間。
誰がどう使っても一日は24時間。

今日の後ろにある24時間を昨日といい
今日の前にある24時間を明日と言う

昨日と明日の間にある24時間を
…。今日と 言う。

どんな今日を過ごすのか
笑って過ごすのか
それとも不機嫌な気分で過ごすのか

どれぞれの人の腕の見せどころ

暑いけれど それでも楽しめること
夏ならではの情緒と風情を楽しもう
そう、思って今日も過ごそう。






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*・・・伸びやかな自由と自己責任はいつもペアー・・・*

at 2002 07/13 23:46



例えばいろんな人が行き交う場所を歩く時
まさかパジャマのまんまで歩けないよね。

例えばいろんな人が行き交う場所で
意味もなく感情を剥き出しにして声高く
いきなり叫びだしたりしないよね。

招待もされていないのに知らない人の家に
挨拶もしないで勝手に入り込んで好き勝手に
振舞うことなんて恥ずかしくて普通できませんでしょ?

............。

“みんな違ってみんないい”のではありますが、
しかし人には「合う」とか「合わない」という感性がございます。
これは理屈ではありません。




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*・・・晴れの日も 雨の日も いつの日も・・・*

at 2002 07/15 08:54


同時進行で物事は絡み合いながら進む。
単純なことなど一つもない。
簡単に片付くことなら良いが
そうともばかり言ってられない事が
生きていると往々にして発生する。

滑らかに進んでいるかのように思える時でさえ
思わぬ伏兵に出会い適切な判断と対処を余儀なく
求められる。

判断力と決断力は瞬時に働かせられないと
一瞬の狂いが後々の道筋の災いとなる場合も
あって なかなか難しい。

しかし、踏み出したらからには進もう。
躊躇していてもしかたないのだから。
臆することなく進もう。

こういう時こそがチャンス。
俯瞰して全体を眺めるチャンス。
振り返り道筋を確認するチャンス。

洞察力を高めたい。
足りないところを補いたい。

謙虚に謙虚に
でもひるまずに…顔を真っ直ぐに上げて。
みつめよう。

恐れを抱くことが一番の落とし穴になる。
このことも忘れずにいよう。
恐れは悪循環のはじまりに繋がる時もある。

何故 恐れる? 自分が弱いからである。
その恐れにひるまずにいられるかどうか
これも全て 自分自身の問題。
誰のせいでもない、自分の中にあること。
この罠に陥ることを回避しよう。

自分を守るのは自分なのだ。
誰でもない自分だけ。
そして、自分の敵になるのも自分。
他の誰でもない自分。







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*・・・いろんな角度から・・・*

at 2002 07/17 14:35


7月に2つもの台風上陸も珍しいと天気予報で
話していたけれど、
もしかしたら 私達が拠り所としている
“一定の基準”というか“常識”そのものが偏って
いたり、問題があったりしないかななどと
フト思った。

光を当てる部分によって影ができる場所が
違って来る。 
物事の真相は本当に何処にあるのか
角度を替えて冷静にみつけてみたら
いいと思う。

最近、ジオシティーのサイト更新が
面白く楽しいので続けているけれど、
今は、いろんなページを気侭に
思いつくままに作っては表紙とか
プロフィールページにある画像に
リンクさせている。

一見、何も変わっていないように
見えるが実はクリックして行くと
そこに更新したページが眠っている

そういう結果に自然となっている。
だから、ただ来訪して来られても
何もない…と思われるかもしれない。
それはそれでいいのだ。

何があるのだろう?
次はどうなった?
今度は何が出てくるの?

…と、もしも関心を持って下さったら
どうぞ、いろいろアチコチをクリック
して見て欲しい。

意外な場所で意外なページ
静かにあなたの来訪を待っている。

いろんな角度から見て欲しい。
そして…
「大切なものは目には見えないんだよ」
と言った あの砂漠のキツネの子の
言葉に託して一つの真理を語った
サン・テグジッュペリの想いに
私の思いは重なる。

あの作品(星の王子様)の中で最初に出てきた帽子を見て
まさか、あの帽子の中に象が居る
なんて想像もしてなかったし、
ただの四角い箱を見て「羊を入れる箱」
と連想することもできなかった
そういう自分にショックを感じた時から
随分と時間が経った気もする。

まさか、自分がホーム・ページを作って
その中で、メッセージを発信するなんて
想像もしてなかった。

「有り得ない」ってことなんてないのだ。
ひょっとしたら…
もしかしたら…

そういうことの連続が日常だ。

そうそう、実はこのページの何処かにも
扉が隠れています(笑)
あなたは幾つみつけられるかな?





FromEruze Mint.mamu













*・・・心に響く一節・・・*

at 2002 07/18 09:37



ゆく河の流れは絶えずして、
しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、
久しくとゞまりたるためしなし。世の中に
ある人とすみかと、又かくのごとし。

たましきの都のうちに、棟を並べ、甍を争へる、
高き卑しき人のすまひは、世々を経て
尽きせぬ物なれど、是をまことかと尋ねれば、
昔しありし家はまれなり。
或は去年(こぞ)焼けて今年作れり。
或は大家滅びて小家となる。

住む人も是に同じ。
所もかはらず、人も多かれど、
古(いにしえ)見し人は二、三十人が中に、
わづかに一人二人なり。

朝(あした)に死に、夕(ゆうべ)に生まるゝならひ、
たゞ水の泡にぞ似たりける。
不知(しらず)、生まれ死ぬる人、
いづくかたより来たりて、いづかたへか去る。
又不知、仮の宿り、誰が為にか心を悩まし、
何によりてか目を喜ばしむる。
その主とすみかと、無常を争ふさま、
いはば朝顔の露に異ならず。

或は花しぼみて露なほ消えず。
消えずといへども、夕(ゆうべ)を待つ事なし。

 

   ーーー方丈記 冒頭よりーーー





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*・・・こうやって時は過ぎる・・・*

at 2002 07/19 11:28



そんな風に思う。何度も思う。

この同じ空の下で みんな こうやって朝を迎えているんだろうな。

どんな夜を越えて来たのだろう。

安らかで温かい夜を過ごされたのだろうか。

それとも、孤独で眠れぬ夜を見詰めていたのだろうか。

どうであれ、時間はどんな人にも平等。

公平に与えられている。

どんな風に使おうとその人次第であることも周知のこと。

サラサラと見えない目には見えない音を立てて
一方方向へと過ぎ去る時の流れの中で
私も息をして生きる。

私は今朝も爽やかに目覚めた。

家事を手早く片付けて お気に入りのお茶を淹れて この時間を楽しんでいる。

活き活きとした北側の蔦と紫陽花の緑に
タップリと水遣りをし、サッパリと片付いた
この場所でこうやって過ごせる事に感謝しよう。

同じ時を過ごし、偶然出逢った方々との
色々な遣り取りの中で 学ばせて戴きながら
時に憤りながら こうやって時を過ごす。

誰でも、分かり合える方との心弾む会話を
楽しみたいと思っていると思う。

攻撃的で感情論が絡んだ批判的、皮肉めいた会話を
好んでするとは思えない。違うかしら。
思い込み、先入観、そして勘違いは
時にとんでもない間違いと悲劇を呼ぶ。

ま、お好みも色々、人も色々それも周知。

だけれど この場所は 私が守る。
そうしたいと思う。

堂々と名も告げられない、そういう方との
接点はない。ましてや虚しい遣り取りなど
はできるだけお断りしたい。

発言は自由であるが、その発言には責任が
伴うことも自覚して欲しい。そう、思うのは
サイトを持ち運営している者の思いだ。
それを否定する、または受け入れられない
という方との交流は、私は持ちたくない。


WEB110番

↑Netの闇に紛れて起きているトラブルに対処しているサイトのURL。
さまざまなケースが掲載されていて心強い。






FromEruze Mint.mamu









*・・・懐かしい表紙の言葉・・・*

at 2002 07/19 14:42


   
少しづつ、ノンビリと
   BOSSA NOVA のように....
     あわてないで..

   ゆっくり でも
     確実に 歩きましょう。

     ♪ 人生 急ぎすぎていると
    廻りの風景も 風も
花の香りも 楽しめないもの

彩りのない 生活は
    味気なくて 寂しいものです。

    歩くテンポは Lento でもなく
     Vivace でもなく
    Andante それも 
      espressivo ...♪=108
     これくらい

     曲でいえばBachの
    平均律のPreludio NO.12
     くらいが 心地いいですね...
     
   ハーブ・ティーでも
      片手に ゆっくり
     して行ってくださいな....。

FromMintmamu





上記のコメントは 初めてサイトを持ち
右も左もNet世界を知らない頃のもの。
初心忘れるべからず。

昼下がりに心地良いBossanovaを聞いていると
波立っていた心が ストンと落ち着いて
自分のテンポが戻って来る気がする。

今日は金曜日だ。
一学期の終業式でもあった。
二人ともニコニコして帰宅してきた。
頑張った分だけ ニコニコが増えるのは
学生のうちだけかもしれないよ(^^;

学校という枠から離れたら
いろんな要素が絡まって来るから
その評価が正当とは言えない時が多いからね。

ま、頑張って気分良く夏休みを迎えられて
良かったね♪

金曜日なのに、賑やかな昼食となった。
明日からは子供達も夏休みとなる。

賑やかで長い、暑い夏休みが始まる。
今年の夏はどんないろどりが増えるのだろうね。楽しみだ。





FromEruze Mint.mamu









*・・・真夏には真夏の楽しみ・・・*

at 2002 07/22 09:34



梅雨明けと同時に猛烈な太陽の光が訪れた。
「海の日」であった20日は夏休み初日でもあり
一気に夏だぁ〜〜!と 言うことで
ジオシティーの方で試しに作っていた
ページを幾つか気恥ずかしいながらこちらの
メニューにもUpしてみた。

思いのほか、皆さん見てくださっているようで
ちょっと意外な気もしているが...
サイトで公開している以上反響があった方が
やはり嬉しいものである。

特に...ずっとずっと遣り取りをさせて
戴いて来ている「リアルサイト」の主である
青山繁晴氏の純文学作品の単行本化を
紹介した「平成のPRページ」については
かなり緊張して言葉を選びながら構成したが
作品に相応しいPRとなっているのかどうか不安でもある。

志を貫き「文藝春秋社」からご出版されるような
本を生み出された氏に敬意を表しつつ
<(_ _)>

そして氏の最初からの望み通り、

一人でも多くの人に読んでもらえたらいいな

...。
そういう思いで一杯。
訪問者の皆様 8月10日に発売される「平成」
一度手にとって見て欲しい。
そしてできればじっくりと目を通して戴きたい。






FromEruze Mint.mamu






*・・・Netサーフィンでの巡り会い・・・*

at 2002 07/23 11:43


夜はさすがに音のボリュームを下げて
いるので、音楽を楽しむことができないけれど
このような日中だと存分にMIDIを
楽しめるので それだけ個性的なサイトに
出会える可能性が高まる。

遂、さきほど、嬉しい出会いがあった。
耳に心地良い イントロは...大好きな
Waveだ♪ もう、これはたまらん状態で
お邪魔してきた。

あぁ〜〜...。私はやっぱりBossanovaが
大好きなのだ。心からそう思う。
Bossanovaのリズム、そして特徴あるコード
何度もこの処感にも書いているけれど
すべてが好きだ...。

そして同じようにBossanovaを愛している方に
逢えると なんだか旧知のお方のように思えて
それだけでワクワク嬉しくなるのだ。
単純と言えば、 本当に単純だけれど
好きなものは好き。これは誰にも止められない。

ささ、何だか実際に 私も弾きたくなって来たので...(発作めいてるけど^^;)
これにて 走り書きめいた処感は
本日は終了(笑)

夏だ、真夏だ、夏はBossanovaと海。
冷たいビール、枝豆。サンオイル。
そして、白い雲と夕焼け、優しい視線。
夜の空気、煌く星達と月の輝き
分かり合える友達。愛する人との抱擁。

うん、なんだか絵になるね。



FromEruze Mint.mamu









*・・・追い詰められた母の哀しみを想う・・・*

at 2002 07/25 14:59


悲しい事件がまた何件も起きている。
夏休みになって10代子供達の受難を伝える
報道が多くなった。

今 たまたまつけたワイドショーでも
14歳の4女を殺めた母親が夫の説得により
出頭した...というショッキングなニュースが
流れていた。

...。「ハハオヤ ガ ワガムスメ ヲ コロシタ」

我が家にも殺害されたお子さんと同年齢の末娘が居るので目を見張って 
この報道を子供達と一緒に見聞きした。

「真面目で如才ないタイプの女性」

と、ご近所の方のインタビューが虚しかった。

ここまで来る間の経緯に思いを馳せると
凄まじい、修羅が想像されるけれど、
現実はその想像を超えた当人同士にしか
わからないご事情があったのだろう...。

報道によると4女は此の頃登校拒否気味で
最近は池袋などの繁華街を歩く姿を目撃されていて
母親に対する家庭内暴力がエスカレートして
いたという。

心配、憔悴、不安、哀しみ、ショック、
母親としての責任感、そして不全感、
劣等感、動揺、不安定...etc...

いろいろな負の感情や思いが渦巻いておられていたのだろうか...。

日々、連続して味わう絶望的な現実に
母は次第に追い詰められ 追い詰められ
思い余った末の行為だったのだろうか。
それしか思い浮かばない程の苦悩だったのだろうか...。

誰かにその悩みを相談していたのかな...。
と、言うより、そういう時に一緒に真剣に
相談に乗ってくれる友人がいたのかな...。
世間体など気にして 何でもないように
振舞っていたのではないかな...。
それが、電源を入れていない冷蔵庫に遺体を
隠しておいたという行為に繋がるような気がしてくる。

「見えなければ、誰にもわからない」
確かにそうではあるけれど...。
目を背けたい過ちや現実から逃げても
決して逃避しきれる筈がない。
その過ちが打ち消される筈がないのに...
...。



孤立しがちの専業主婦は多いと聞く。
自分から踏み出してしまえば何でもないこと
であるのに、その一歩が出せずに問題が
内面へ、内面へと篭ってしまい
やがてそれが爆発してしまうのじゃないかな
...なんて、思う。

...。重く、あまりに悲しい現実の報道に接して
改めて 我が家の子供達のことを想った。

黙って一緒にTVを観ていたけれど、
娘は「私、おかあさんの子で良かったよ」って
ポツリと言ってくれた。
「そう それなら良かった...」
と、しか言えなかった。

不安定なお天気で雨がザーーーッと降ったらしい。
午前中の仕事から戻ってみたら地面が濡れていて
洗濯物は娘が取り込んでおいてくれていた。
当たり前と言えば、当たり前だけれど、
そういう子に育ってくれていて良かった...。

亡くなってしまったお嬢さんは自分の母親と
どのような会話を日常、交わしていたのだろうか...。

娘を殺めてしまった母親はこれから
どうような日々を過ごすのだろう...。
残されたご家族の慟哭を思うと...言葉も失せる。





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*・・・虹・・・*

at 2002 07/25 22:05

<b>
午後、ちょっと気が重くなるような事件の
ことを処感内で書いたので 少々鬱屈した
気分でいたのだけれど、娘と一緒に買い物に
出掛け、一緒に夏向きの服を選んでいるうちに
だんだん、気分も晴れて来た。

掃除もそうだけれど、買い物も
ストレス解消には良いものだ。

娘の分と私の分を調達し、夕飯の買い物を
終え、スーパーから出た途端に
見上げた空に虹が掛かっていた...。

今年、初めて見る 虹...。

「あ、虹...♪」

美しい光の波長の違いを
人間は色としてとらえていると言う。

虹は静かに現れて時間と共に消えて行く。

運良く、虹に出会えると嬉しくなる。
これから何度、虹を眺めることが叶うのだろう。

美しいもの、綺麗なもの、公正なこと
善意の行為、

気が付いた人にしか見えない虹。。。。 



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*・・・何処にでもある夏の土曜日のスケッチ♪・・・*

at 2002 07/28 06:26


うだるように暑かった昨日はそれでも
丸善へ行きたくて夫と一緒に外出をした。
(お子達はそれぞれ予定有り^^;で同行せず)

久し振りの丸善だったけれど、いつも何かしら
私が欲しかった本や物との巡り合いに満ちていて
大好きな場所だから今回も期待して出掛けた。

お昼に近かったから途中下車してお寿司をつまんで腹ごしらえ。
(築地玉寿司さん レディースセットが
かなりのお得感で満足)

少しショッピングセンター内を歩いて
夫の出張用のバックを探索し発見!捕獲。
途中のお店で紺一色のレースとフリルで
出来た日傘を偶然発見!迷わず入手^m^♪
(純然たる日傘...折り畳みではないパラソル)
気分良く即使用。頗る快適 満足。

その後丸善へと向かう。
夫とは全く違う傾向の趣味なのでここで
一旦、待ち合わせる時間を決めて別行動。

私は先ずはアレコレとステーショナリー類を見て廻り
金魚と朝顔の便箋セットを購入。
見て廻りながら、サイトに使えそうな題材が
ないか、マガジンに使えそうな発見がないか
取材も同時進行。

昨日は何故か、書籍類よりも楽譜が気になり
アレコレと楽譜集を手にとって眺め...
大好きなBossanova曲集に到着。

・・・・・。ありました。
あったのです。
昨年MamuPageにて流していた「星の散歩」(作曲 小野リサ)の
楽譜と遂に逢えた。即、購入。

身体中を電流が走るような歓喜って
こういう時にシバシバ起こるけれど、
こんな風に偶然 逢いたかった楽譜に逢えると
感謝感激、感慨無量 雨アラレである。
嬉しい出逢いがある本屋さん、ありがとう。

その後、文庫コーナーにて辻邦生氏の
「夜ひらく」と出会え購入。

満足感のある土曜日のお散歩だった。
帰りのホームで浴衣姿の女の子達を多く
見掛け、7/27が「墨田川の花火大会」と
思い出す。

夜は焼肉と枝豆とビールを食しながら
涼しいリビングで家族と一緒にTVにて花火鑑賞...。両方美味! 
「真夏の夜空のオーロラ」という新作花火が一番素敵だった。

あぁ〜〜...極楽、極楽...にっぽんの夏。
(笑)





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*・・・そう言えば「不思議の国のアリス」も真夏の午睡中の夢物語という設定だった・・・*

at 2002 07/30 18:38



普通なら口を貝のように堅く閉ざし 一切を
語らないのが「秘書」さんって思ってたけれど、
その認識が変わったような気がする。

誰の「秘書さんか?」って(^^;
言わずと知れた前・外相田中真紀子議員の元「公設秘書」さん。

田中議員の一連の問題点に対して痛烈な
見解とご経験を語り始められたので関心を持った。

そして、そのお話しを聞いていて・・・・・

「不思議の国のアリス」の中に出てくる
ハートの女王の言動を連想した。
この女王は自分の思惑通りに行かないと即
「そのものの首をちょん切れーーー!」と
怒鳴るのが特徴。理不尽なことであっても
認めずに「.....では、そのものの首を
ちょん切れーーー!」で、問題はすべて
アッと言う間に解決してしまうのである
(大、大苦笑^^;)

...そんな調子だから周囲にいる家来達は
いつも女王陛下のご機嫌を保つ為に
奔走している日常なのである。

本当は赤いバラでなければならない所に
間違って白いバラを植えてしまい、
もう、蒼くなってスペードの五と七
必死で赤いペンキ白いバラを赤くしているのだ。
もしこの事実が発覚したら間違いなくこの
トランプの庭師達の首はちょん切られてしまうのだ。

作者のルイス・キャロルは大学の数学教授で
単なる「即興」で小さな女の子の友人である
アリス達を喜ばせる為に語った物語と言われている。

なので、そこには穿った、社会風刺もなければ
嗜虐的な皮肉も籠められてはいなかった。
ただ、思いつくままに語ったこの物語が画期的で優れてもいて
結果として「諷刺」めいた内容も含んでしまったというところらしい。

このアリスの物語の魅力が今も新鮮で全く遜色なく
「ファンタジー」のスタンダードとして残っている理由がオボロゲナガラ理解できるようだ。

物語の登場人物や生物が、思いっきりデフォルメされて
描かれてはいるけれども
実際に同じようなことが起きていて
それがしかも、真面目?に取り沙汰されている滑稽さ
や馬鹿馬鹿しさに苦笑を禁じ得ないからでも
あるのではないだろうか...。

物語の中のアリスは率直で果敢、
納得できないことには容易に妥協せず
問題点に正面から取り組もうとする。

したり顔で勿体ぶって接する「馬鹿らしい大人の本質」を
アリスの瞳が射抜いてしまう痛快さも
この物語のもう一つの魅力でもある^^;

さて、アリスの物語の最後はどうなったか
それはどうぞ、ご自分でお確かめ下さい。

そうそう、田中真紀子議員の今後も
どうなることやら...前途多難のようである。

ハッピーエンドとはならない予感がしている。





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