…温故知新…日々・徒然・処感・緒感…








静かに思へば、万に、過ぎにしかたの
恋しさのみぞせんかたなき。
人静まりて後、長き夜のすさびに、
何となき具足とりしたため、残し置かじと
思ふ反故など破り棄つる中に亡き人の手習ひ、
絵かきすさびたる、見出でたるこそ、たゞ、その折りの心地すれ。
このごろある人の文だに、久しくなりて
いかなる折、いつの年なりけんと思ふは、
あはれなるぞかし。
手馴れし具足なども、心もなくて、
変はらず、久しきいとかなし。
〔徒然草 第二十九段〕


“つれゞなるまゝに…”ですね(笑)
えるぜ





処感 2002年11月


*・・・霜月となりました・・・*

at 2002 11/05 01:08





夕暮れになる時間が急に早まったように感じる。

吹く風も冷たさが増し、冬への助走なのね
と思えるようにもなってきた。

夕暮れになって燈る 灯かりは
迷い子になりそうな程 不安な気持ちを
「大丈夫…安心しなさい…」と
打ち消してくれる味方のように明るく頼もしい…
こわばりそうな程緊張していた
小さな、心も…灯かりの前では従順である。



いつも笑顔と微笑みで迎えてくれる
大好きな母のようにも感じられる。

寒くなってくると人の情もやけに温かく
感じられるから…私は 少し寒い季節の方が
心地良いと感じるのかもしれないと気付く。






丁度、待ち合わせをしている時
たくさんの人ごみの中でも約束の相手が
佇んでいる場所だけ輝いて見えるように
灯かりは…そこへ向かう目的にもなる。

少し、寒くなると、待ち合わせも
一段と嬉しくなる季節となるのは
間違いがない…事実。



北斗星 ディナー車 photo by AQW.









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*・・・ブルーリボンの志・・*

at 2002 11/08 15:28

サイトを持っていてできることの一つに
考え方に共感し、それを表明できる手段が
あるという項目がある。

私はブルーリボン運動の志に共感を持ち
賛同することを表明いたします。



「北朝鮮による拉致被害者の生存と救出を信じて」





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*・・・いつも心に笑いの素を(笑)・・*

at 2002 11/09 12:43


「ひょっこりひょうたん島」α



井上ひさしほか+えるぜ;作詞
宇野誠一郎;作曲

★彡**********★彡

波と仕事を( ..)φカキカキ ちゃぷちゃぷ
ちゃぷちゃぷ かきわけて
(ちゃぷ ちゃぷ ちゃぷ)




雲とリスク(@@;を すいすい
すいすい 追い抜いて
(すい すい すい)



ひょうたん島は どこへ行く
われらを乗せて どこへ行く
ウーー ウーー(^^ゞ

丸い地球の 水平線に
何かがきっと 待っている



苦しいことも あるだろさ…。(/TДT)/あうぅ・・・・σ(--#)アタマイターッ
悲しいことも あるだろさ…゜゜(>ヘ<)゜ ゜。ヒ゛エェーン(_ _。)・・・シュン
だけど われらは くじけない・・・...ρ(。。、)ヾ(^-^;)ヨシヨシ
泣くのはいやだ 笑っちゃう…o(〃^▽^〃)oあははっ♪♪

進めぇ〜〜(^O^)/(^○^)(●^o^●)
ひょっこりひょうたん島
ひょっこり独研じーま(笑)
ひょっこりひょうたん 独研 じぃ〜まぁ〜♪(爆笑)






★彡**********★彡



…お後がよろしいようで…ヾ(´▽`;)ゝウヘヘ
ま、どうせなら、こんな感じで広く青い、世間という海原を
ひょうひょうと、悠々と、愉快に楽天的に 航海してゆきましょ♪
ね…皆様(o^∇^o)ノ あはははは 中央突破を目指して(^O^)/
『思い切り自由に、深々と謙虚に、淡々と強靱に、命のまんなかは真実でいよう』


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※今朝、即興で作った替え歌^^;
 リアルサイトに置いてきたんだけれど
 あんまり 面白いから処感にもUP♪
 (爆笑)(*_ _)ノ彡☆キ゛ャハハハ!!ハ゛ンハ゛ン!!





*・・・晩秋の午後、歌声が響く・・・*

at 2002 11/09 22:43




市川市の合唱祭が今日と明日開催される。
本日のプログラムに娘のクラスも出場とのことで
木枯らしが吹く中、会場へと急いだ。

欅並木が丁度色づき…
季節は晩秋なのだと呈示しているようだった。

華やかなステージ衣装を纏った
女声コーラスグループの面々の
丁寧で緻密な音楽造りに触れ
今更ながら人の声は素晴らしい
楽器となること…認識をする。

そんな中、中学3年生の少女達の
清潔な合唱は 新鮮な印象であった。
入念に練習を繰り返して来ただけあって
息もピッタリ、堂々と歌う彼女達を目にして
…込み上げるような瞬間があったが
じっと我慢して遣り過ごしていた。

仲間と一緒に一つの曲に取り組み
仕上げる体験は 音楽経験以外の副産物も
一緒に得られたようで 母として嬉しかった。

努力する者は報われる…。
そういう体験を経験できて良かった。
と心から想う。

美しい曲として聴衆が楽しめるレベルまでの
合唱ができて…素晴らしかったと想う。
明日はユックリと寛いでいて欲しい…♪

帰りの電車の中から、暮れなずむ夕暮れと
出会えた。お天気が良かったので
今日は富士山も『赤富士』っぽく見えた。
ちょっとラッキー(^O^)/と感じられた。




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*・・・時の流れの中で・・・*

at 2002 11/13 08:13





黄金色と桃色と青と紫色の夕暮れが似合う
街へ行くとそれだけで、異国に居る錯覚に
陥る。

大好きな人と一緒に歩いているだけで
特等席に招待されているような
そんな特別な気持ちになれるから…
人の感情は不思議なものね。

一方向へしか流れない時の流れの中で
わたしは今もこうして生きていられる。
温かい気持ちや愉快な気持ち 満たされた気持ち
そういう善なる気持ちの中で過ごせると
人として生まれてよかったと…
感謝する心地にもなれる。

時の流れのなかで…わたしは、こうして
今も息をして生きている…(笑)

すべての出逢いに感謝、すべての気持ちに
感謝…



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*・・・今朝の光も…・・*

at 2002 11/14 16:15









昨日までと同じように明るく澄んだ夜明けだった。
穏やかな初冬の朝…ガラス窓の此方側は
外気との気温差に耐え切れず結露している。

昨日までと同じようで、違う朝。
こうやって毎日を過ごすのだけれど、
宇宙の寿命に比べれば本当に僅かな
短い生を生きる時、せめて日々の小さな気付きや想いの過ぎ去りを
何処かに残しておきたくて…
わたしだけの言葉で残しておきたくて
つたない言葉を今日も紡いでいる。




わたしを産んでくれた母へ感謝。
今日まで生きられたことに感謝。

そして、今年も忘れずに
嬉しい気持ちを届けてくれた素敵な友達の
優しい気持ちに…感謝☆彡








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*・・・興味尽きない日本語・・・*

at 2002 11/17 00:12






( ..)φメモメモ
今朝は一月に一度の土曜出勤の日だった。
出勤前に時刻合わせの為にNHKにチャンネルを合わせたら
面白い内容を放映していた。
日本語による擬態語と擬音語の豊穣さについての内容だったので
ちょっとメモ(笑)


あざあざ


紫の上のためにだけの美を表現する擬態語。
源氏物語の中で唯一度だけ表記された
あざあざ…。(気がつかなかった^^;)


ホーイホーイ 糊すりおけ

…晴れた日のフクロウの鳴き声 擬音語

ホーイホーイ 糊とりおけ

…天気じゃない日のフクロウの鳴き声 擬音語



とっても楽しい…(笑)
日本には言葉豊かな時代があったのね。



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*・・・モーツァルトとニーチェ・・・*

at 2002 11/20 22:58






獅子座流星群が今年も極大とのことだったが
こちらは残念ながら観測は臨めず…終わった。
次回の大規模な流星群の出現は30年後。

毎年、獅子座流星群はあるけれど規模によって
注目度が違ってくるのでこういう大仰な
数字が出てくるんだろうな…(笑)

しかし、宇宙の構成バランスの見事さって
どうだろう…緻密でりっぱ過ぎると
その精密に驚くこともなくなるのか、
或いは当然のなのだと思ってしまうからか…(苦笑)

偶然がこれほど重なることに不思議を
感じる私の方がオカシイノカ…(大苦笑)
この宇宙は何者かの意志によって
創造され、制御されていると
捉えた方が納得できるのだけれど…
そういうことはあんまり云っては
いけないのかしらね。
それを(創造する意志を持つもの)「神」
と置き換えて宗教が
絡んでくるとややこしくなってしまう気がするけれどね(苦笑)
宇宙からみたらウフフって感じか。

夕べはちょっと時間があったので
鱈ちりを小鍋仕立てにして人肌に暖めた
辛口の日本酒を夫と酌み交わした。
味付けされた数の子とシャキシャキした
歯ざわりが美味な野沢菜も用意した。

BGMは宇宙に敬意を表して「ジェピター」
(笑)と ワタシの趣味で「ツァラトゥストゥラはかく語りき」
アハハハ、そうそう。「2001年宇宙への旅」
にも使われた曲なんだな…。



音楽を楽しみながらテーブル越しに
夫と談笑しているとお互いに実は惑星で
たまに擦れ違う軌道上にいて久しぶりに
接近したような(笑)錯覚がしてきて
おおいに楽しめた…。これって変かな(笑)

惑星同士は均衡を保っているので
決して互いを侵犯したりしない…
そうしないとお互いの安静が保持できないからだ。

均衡を保つためにはそれなりの配慮が
やっぱり必要で…熱すぎても冷えすぎても
いけない…丁度良い距離…これが一番だ。

Netでもおんなじ。
近寄りすぎても、遠すぎてもいけない。
丁度良い間隔、スタンス、距離…。



これが長続きする秘訣?
あはは、夫婦とおんなじね(爆笑)

あ…もしかしたら、これって国家間にも
云えてない?(大爆笑)





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*・・・生かされている自分・・・*

at 2002 11/21 07:54





実は昨日、これまで生きて来てまたもや
初めて…(苦笑)の体験をした。

と…云うよりも、これからもきっとまだまだ
「初めての展開、経験、体験、」を
重ねて生きるんだろな…なんて感慨を持った。

人は本当に不思議な存在で、もしかしたら
昨日の処感にも書いたけれど、一人、一人が
実に、実に、異質で違っていて…
受け取り方が全く正反対になっているのが
普通で、同調できたり、共感する…という
事の方が稀有なことなのだろうな…と
思わされるような事態に遭遇したのだ。

毅然と、しかし、心を開いて…
公平に、しかし、充分、それぞれの方の
事情を把握して…。

そして、人は人とそれでも近づき、
共に歩み、ともに笑い、泣き、喜び、哀しむ…。
そういう場にいるのだよ。



距離感のバランスをもっとワタシはとれる
ようになりたい…。
もっと、大きく、深く、物事を捉えられる
そういう人になりたい…。
目先の些少で瑣末なことに煩わされる時間
を極端に少なくさせたい。



これは、逃避ではない。
これは、回避なのだ。

生きている自分、生かされている自分。
もっと謙虚に…もっとおおらかに…
もっと、広く、暖かい気持ちを湛えて
人とやはり、屈託なく接したい。





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*・・・和して同ぜず・・・*

at 2002 11/23 01:06






人との和やかな関係は大切にしつつ
その中で、自分自身を見失わずに
迎合せず、おもねず、安易な妥協はしない。


今日は午後から下の子の保護者会があった。
中学部3年の全体会は

合掌礼拝
学院長の講話
高等部部長の談話
学習について、
生活指導担当談話、
合掌礼拝

その後
学級懇談会となった。

寒い受験の時期にかつて座った講堂に集合し
学院の先生方のお話を伺っていて
やはりこの学校に子供を進学させてよかった
とあらためて深く感じられ、そう感じる事
ができて良かったと安堵する自分にホッとも
していた。


宗名 浄土真宗本願寺派(西本願寺)
宗祖 親鸞聖人(1173〜1262 見真大師)
本尊 阿弥陀如来



心に敬いをもつものがしあわせになることができる。

身も心も働かせることが生き甲斐でなければならない。

心身を清め環境をきれいにすることが
この私を気高くする。

上記の3点は学院の大きな教育目標。

敬虔・勤労・高雅 

今の時代にあまりみられないものが
この学院にはあるようで…
その手応えを感じるので、ホッとできるのだ
と思われる。

…。が、しかし…。

和して同ぜずでもある。






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*・・・おにおん・ぐらたん・すぅ〜ぷ♪・・・*

at 2002 11/24 10:43






連休も二日目となると朝寝坊も初日程ではなく
常よりも一時間半遅くなるくらいの時間に
自然とみんなダイニングに集まって来る(笑)

今日もドンよりとした寒々しい初冬の空模様
晩秋から初冬への歩みはこんな風に
なんとはなく切り替わってしまう…。

そう云えば、昨年は「銀杏」談義で
私はNetを通じて大恥をかいたことも
懐かしい…(爆笑) そんな事もあったよね。

…今朝は、こういう朝にはご馳走メニューの
一つとなる「オニオン・グラタン・スープ」
を食卓に並べることにしていた…。

一番喜んだのは下の娘。

娘:「あ!!、お母さん、凄い♪
   あのね、今、国語でね、丁度
   『温かいスープ』というのやっててね。
   そこに出て来るのがこの「オニオン…スープ」なんだ。
   4時間目の授業の時にこの内容だとさ、
   もう、お腹が空いて、空いてたまんなくてね。
  「あぁ〜…私もこのスープ大好きなんだけれどなぁ〜!」って思ってたの。
   だから凄く嬉しいなぁ〜わーい(笑)」

グラタンのいい香りに誘われて…今度は
長男がヌッと顔を出す。

息子:「なんだか、朝から濃厚な香り
    こ、こ、これは…(@@; 
    アッ!!! やっぱりぃ〜〜♪
    ラッキーだ。わははは」

あんまり賑やかなので 夫が
「何を朝から 笑っているんだい?」

夫:「ははぁ〜…。昨日、買い物の時に
   フランスパンを買ってたから??って
   思ったけれど…そっか(^^これを
   作る伏線だったということか…。
   朝から、ちょっと重たいな…(苦笑)」

こうやって家族が朝の食卓を囲む。
夫は最近、オーディオ環境を一新したので
イソイソとした様子でヴィヴァルディーの
「四季」のCD(自分で過去のLPから編集)
を流す。

息子:「あのさ、ヴィヴァルディーって何処の国の人だっけ?」

夫:「エーーッと何処かな…。」

私:「そうねぇ〜…そういえば何処の人だっけ? 四季のあるヨーロッパでも結構
   寒い国だろうか。曲の感じから言って…
   しっかりしているから、オーストリアかドイツかも…違うかな…確認してないけど^^;」

私:「ところで○○ちゃん、その『温かいスープ』のお話しってどういうお話しなの?」

娘:「あのね、戦後のお話なの。
   或る日本人の人がたまたま
   フランスに居てね、貧乏でお金が無くって
   いつも一番安いオムレツとかそんなのしか
   レストランで頼めなかったのだけれど、
   レストランのおかみさんがね。
   寒い冬の夜にね、頼んでもないのに
   たっぷりとしたスープ皿にアツアツの
   オニオン・グラタン・スープを入れて
   ソッと置いて行ったんだって…。
   ありがたくて、嬉しくて…
   涙が出てしかたなかったけれど…
   恥ずかしいから下を向いて、皆に
   泣いているのを気付かれないようにしながら
   その温かいスープを食べた…って
   内容なんだ…」

夫・長男・私:「そうかぁ〜(^O^)/♪
いいお話だねぇ〜〜(●^o^●)」

私:「偶然、2、3日前から、私もE.サティーのことでフランスに関わる事
調べたりしてたのよ♪」
    
娘:「そうなんだ…」

息子:「フランス人の音楽家って他にどんな
人がいたっけ?」

私:「そうね、やっぱりドビュッシーかな」

息子:「異色な感じが多いよね」

夫:「そう言えば、そうだね」

娘:「サティーってお母さん良く弾いてるよね」

息子:「まあね…《おまえが欲しい》だよね」

私:「^^; ワハハ、その通りだ」
  「曲の構成がねドイツ人とは全く違うのは  
   なんでだろうね。宗教観の差というか
国民性も影響あると感じるよね(笑)」

夫:「お国柄で音楽も変わるもんだねぇ〜」

私:「本当にねぇ〜…面白いくらいに違うから 笑えるなぁ〜…」

息子:「あ、今、《秋》になった。これは
やっぱり、収穫の喜びかな…。何の収穫かな…小麦、大麦あたりか…」

娘:「多分そうだよ。あとさ、葡萄も」

私:「収穫の秋は人類共通で喜びね♪」

夫:「しかし、実際には 何処のどいつ
   なんだろうな?>ヴィヴァルディー」

私・息子・娘:「おやじギャグ!!」「キャハハハ!! ヾ(@⌒∇⌒@)ノ彡☆ハ゛ンハ゛ン!! 」

私:「先週聞いてた《ツァラトゥストゥラはかく語りき》は、リヒャルト・シュトラウスよね」「この人はオーストリア人かな」

息子:「シュトラウスって多くない?ワルツ王の
ヨハン・シュトラウスとどういう関係?親類?」

私:「どうだろう…これも未確認だな^^;」

息子:「ベートーヴェンやモーツァルト…みんな
   ドイツ・オーストリアというかウィーン・ザルツブルグだよね。」

私:「ショパンはポーランド人だから革命を
   産めたのよ」

私:「しかし、ニーチェといい、ウェーヴァーと云い
  ドイツの人って真面目でしかめっ面を
  している印象があるけれど…
  これって気候も影響しているよね…」

夫・娘:「それは言えるかな」

息子:「ふーーん。ニーチェか…後で貸してね」

私:「書棚から持って行っていいよ。」


かくして…我が家の朝ごはんはこのように
かなりアチコチへと話題が進みながら
アバウトのまんま飛び移りながら
いつものように大笑いしながら進行するので
あった…(笑)もちろん、時間にすれば
ホンの45分程度である。











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