…温故知新…日々・徒然・処感・緒感…








静かに思へば、万に、過ぎにしかたの
恋しさのみぞせんかたなき。
人静まりて後、長き夜のすさびに、
何となき具足とりしたため、残し置かじと
思ふ反故など破り棄つる中に亡き人の手習ひ、
絵かきすさびたる、見出でたるこそ、たゞ、その折りの心地すれ。
このごろある人の文だに、久しくなりて
いかなる折、いつの年なりけんと思ふは、
あはれなるぞかし。
手馴れし具足なども、心もなくて、
変はらず、久しきいとかなし。
〔徒然草 第二十九段〕


“つれゞなるまゝに…”ですね(笑)
えるぜ





処感 2003年3月

*・・・春近し・・・*

at 2003 03/01 09:09


弥生三月 お雛さま…。
まだ春は名のみとはいえ、寒暖差のこの激しさは
春の前触れ…。


うつせみの世にも似たるか 花桜
  さくと見しまにかつ ちりにけり


《古今和歌集巻第二 春歌 下 題しらず 読人しらず》





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*・・・ほっ・・・*

at 2003 03/02 15:20



朝から不具合だったエクラット…。
先ほど、試しにOnにしてみたら復帰。
何でなのかしら(@@;

…粋でユーモアに富んだ私の友人等は
「お雛様たちの仕業ではないか」
と推測していて(笑)受けたけれど。
(※一年に一度の逢瀬なので二人だけにして
欲しいから…と)
…。そう思うと、頬が緩んでしまうけれど

それにしても…原因不明のダウンは
やっぱり不安だ。

無料ホーム・ページだから文句は云えない。
だけれど…困る。



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*・・・桃の節句 雛祭り・・・*

at 2003 03/03 18:57




灯かりをつけましょぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花…

…。今日は三月三日、お雛さま。
こちらのお部屋にも飾りましょう…♪

桃の節句に春一番が吹く(笑)
関東地方ではこの奇遇は40数年振りの
ことだとのこと。

今夜はチラシ寿司に蛤の潮汁
若鶏肉のソテー(和風)
菜の花の辛子和え イチゴ
雛菓子 京菓子 桜餅

なんだか全部春色で…
外は物凄い春の嵐の如くの雨だけれど
ここはホンワカ春の気分(笑)




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*・・・考えたこと・・・*

at 2003 03/04 22:40


   


今日は本当に寒かったです。
北風があんまり強く吹くので
思わず、「北風と太陽」のお話しを
思い出しながら歩きました。

確かに北風に出逢うと寒さが服の中に
吹き込まないように身構えて
しっかりとコートの前をガードして
決して風で煽られることがないように
守りますね。身体を低くして
心なし、力んでいる自分も感じました

北風のような人もいれば
太陽のような人もいる
隙間風のような人もいれば
日溜まりのような人もいる…。

私はどういう人なのだろうか…と
寒い北風に吹かれながら考えてました。

寒さに震え、コートの襟をしっかりと
立てて…歩きながら考えました。







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*・・・大安吉日その?・・・*

at 2003 03/06 19:56




冬のように寒い一日だったけれど、
長男の高校の卒業式だった。

中高一貫校での6年間は彼にとって有意義で
素晴らしい出会いと発見の連続で、自分探し
の連続で…充実した時間であったことを何よりも
母として嬉しく思う。

これからの人生の方が長いのだけれど
10代前半〜18歳での大切な時期を
後悔なく振り返れることを何よりも嬉しく
思う。良き師との出会い、友との出会いが
彼にとっては大きな財産になったと思える。
母同士も和気藹々、本音で語り合える
さばさばした男子校独特の気持ちの良い
方々ばかりで私自身も楽しい6年間だった。

6年間で休んだのはたった一日。
皆勤賞こそ逃したが、精勤賞だった。
学校が大好きな子で毎朝6時には出かけていた。

そういう部分をこれからも残しつつ
大人としての歩みを試行錯誤しながら
しっかりと歩んで欲しい。

・・・・卒業おめでとう。
そして…
・・・GOOD LUCK♪





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*・・・追悼・・・*

at 2003 03/08 01:07





昨日3月7日は向日葵の妖精のような人
あづささんの一周忌だった。

処感にどう書こうか...考えていただけで
一日過ぎて行ってしまった。

一年の時間が経過した事実を想うと
言葉にならない想いがまた湧き上がって来て
言葉に現すことが叶わなかった。

桜の花を見る度に想う人が
増えてしまって...哀しくもある。





・・・合掌






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*・・・OFFの週末は・・*

at 2003 03/09 19:58


やっと なぁ〜んにもない週末となった。
これまで誰かしらの予定があったので、
全くOFFってこと、厳密に云うとなかった
...そんな気がする。

そこで、久し振りにレンタルビデオを
2本借りてきて観賞した。
「タイムマシン」と「サイン」。

...。バック・トゥー・ザ・フィーチャー
のようなタイムマシンとは違い
切ない哀しい動機から作られた
タイムマシン...のお話し。人の人生は
一日一日が貴重で尊いものなのね...と
云われたようだ。

愛する人を失った時
タイムマシンを作ってまで
その事実を打ち消したくなる程
心痛を持つのは自然なこと...とも想った。

居てくれて当然...。
生きているのが当たり前...。

そういう傲慢さを持っていない?
謙虚な気持ちから自分の今の境遇に対して感謝してる?

チクッと胸...痛んだ。
感謝を忘れてはいけない...よね。

金曜日に学年末考査が終了した下の娘が 
「みんなで食べたかったから」
とトップスのチョコレートケーキを
買って帰宅した。

...。そうか...。この子も随分と大きくなって
こうやって優しい気持ちを持っていてくれて
いるのね...と嬉しく想った。

...。午後、丁寧に紅茶を淹れ、
みんで美味しいチョコレートケーキを
戴いた。幸せ...の味がした。








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*・・・紅雀・・・*

at 2003 03/11 22:42


懐かしいアルバム「紅雀」を聴いている。

しみじみとした曲「9月には帰らない」
の中の途中の海とカモメの鳴き声が
効果絶大で、この曲を聴くと
遥か彼方若い日に見た海の夕陽が自然と
目に浮かぶ…季節は秋

「ハルジョオン・ヒメジョオン」
切ない曲調、春の空気をそのまんま
閉じ込めてうら寂しい心情を土手や
風と一緒にスケッチしている
春の夕暮れ…まだ日溜まりは暖かいのに
みんな居なくなってしまって一人
季節は…間違いなく春。

「わたしなしでも」
詞の内容と反比例して明るいUpテンポ
ルージュの伝言に似ていて似てない。
かなり深刻な別れなのに、こんなにカラリと
あっけらかんと別れてゆける。
そういう女性を描いている

二度と来ない街が流れてゆく 
 枕木ひとつづつ自由になるわ

…脱帽です(^^;

「地中海の感傷」
このアルバムの中で一番私にしっくり
くる曲調。軽いBossanova 
だからだと想う。それも短調なのだ。
バルセローナという地名を耳にすると
瞼の奥に地中海の白い建物の街並みが
埃っぽく浮かび上がる。
季節は…晩夏

「紅雀」
アルバムのタイトル曲
一皮剥けた女性の飛翔するが如き心境を
描いた楽曲…。
大滝や達郎の曲にも似て

暁にシュプールを描くように…
もう一度飛ばして欲しいの
   高く、自由に…



「罪と罰」
Upテンポの楽しい曲
ユーミンは深刻になるのが嫌い
普通なら修羅場になりそうな場面も
サラリと表現して笑い事にしてしまう
心の奥で流す涙の辛さを見せない。
誰のせいにもしない、自己責任
その上で生きるから素敵なのだ…(笑)

いつも嬉しい分だけ
あとから悲しみが来る

ちょっとさめたふりをするくせは
傷つくのをうまくさけるため


達観されてます(^^;

心地よい16ビート

「出さない手紙」
ズシッとした4Beatの曲。
ピアノの刻みとベースがしっかりとして
安定感あるユーミン節が炸裂している。

等身大の女の子
このアルバム発表当時この曲は
自分のことを歌っている…と想った人
きっと多いと想う。私にも出さない手紙
本当に多いから(苦笑)

「白い朝まで」
スケッチ…。
小品。ちょっ演歌が入っている感じの詞。
弱弱しい印象…。あんまりピンと来ない
透き通ったガラス細工のような神経…。
触れたら砕けてしまうような繊細さ…。

「LAUNDRY−GATEの思い出」
過ぎて行った恋を思い出して歌う。
ロック調。
もう悲しくはないけれど、何故か
ホロリとしてしまう想い出…。
季節は…初秋 夏が過ぎて誰もいない
ガランとした滑走路

見送る約束 寝過ごした日には
 古い滑走路に 夏草だけゆれてた



「残されたもの」
述懐 一人だけの時がはじまった。
冬の始まり、秋の終わり。
白い雪に閉ざされるように
全ては終わった…感傷。



曲は心の鏡。
何か、引っかかるような気分の時
そっと取り出して聞いて見る。
詞を味わってじっくりと聴く。

胸の中に澱のようになっていたもの
全部出してしまう作用がある。

このような作品を創造できるユーミンの才能
に憧れる…。はぁ〜〜♪(笑)







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*・・・何故小野リサさんが好きなのか・・・*

at 2003 03/15 09:17



『太陽の子供たち』

作詞:うた 小野リサ/松原典子
作詞 あまだしん
作曲 小野リサ
編曲 エリオ・セルソ



ひまわりの花 見上げる空に きらめく陽の光
小鳥達は 歌をうたい 緑の森におどる
海の青さ 雲の白さ 映し出す陽の光
さかなたちも 水をけって 波の上に遊ぶ

道の石に 街の屋根に 降り注ぐ陽の光
子供達は 手を取り合って 光の中を走る
あなたのほほを わたしの肩を あたためる陽の光
心の中に やさしいリズム メロディーが生まれる

花を咲かせ 雪をとかし ほほえむ陽の光
ふしぎなちから きれいな力 神様のおくりもの
みんな光の中で生きる 太陽のこどもたち
みんな光の中で生きる 太陽のこどもたち



戦争突入する間際の足音が切迫している。
理由はどうであれもしも戦争が起きたら
誰が一番被害に遭うのだろう。

非力で弱い抵抗する術も持たない
丸腰でいるそれぞれの国にいる国民だ。
それも、その中でも保護を必要とする
子供達や病気の方、老人、女性…。

何時の時代にも戦争は悲しく、残酷で
人々を苦しめてきた。
否、今でも苦しめ続けてきているではないか!
20世紀に起きた戦争の後遺症で人生を
狂わされてしまった人々がまだ沢山生存している。
なので今回のイラクへの攻撃が信憑性を
増してきたので大多数の人は国を問わず
「戦争は絶対反対」!と声を挙げている。
普通の感覚を持っていて、歴史を学んできた
人なら誰でもそう判断できる筈なのだ。

本を読んだり、ニュースを見たり、新聞を読んだり…
たったそれだけの情報源しかない私なので
真実の理由はわからないけれど、
云えることは 唯一この一点
「戦争を繰り返す愚は避けて欲しい」
命を危険に曝させることはしないで欲しいのだ。
もちろんこれはイラクや北朝鮮を擁護する
観点からの発想ではない。
もっと云うと
イラクの国にいるサダム・フセイン大統領
北朝鮮の国にいる金正日総書記
この二人の為政者そして追随する組織・後援集団をなんとかできないのか。
悪は悪であって許すわけにはいかない。
ただ、戦争という手段に訴えて制裁を加える
ことはしないで欲しいということだ。
では、どうすればいいのだろう…。
お前に代案があるのか?と問われたら
残念ながら思い浮かばない。でも諦めない
考えたいと思う。できることは考えること。
意識していること。どうすればいいのか
自分には何ができるのか考え続ける。
そして、それをこうやって伝える。
子供たちと話す、職場の人と話す。
今私にできる範囲でできること…
ひるまないで続けてゆきたいと思う。


上記の詞は大好きなBossanovaの歌手
小野リサさんが作られた詞。
初出はNHK「みんなのうた」
太陽エネルギー推進のキャンペーン・ソング
にもなった曲(’91東京録音)

素直かつ真っ直ぐ 伸びやかな明るく
ゆったりとしたおおらかな曲調で
この歌詞が今の私の心に沁みるように
尊く、得がたいもののように入ってくる。

人は幸せになるために奇跡のように
この地球に生まれて来ている。
どの国の子供たちもだ。
しかしイラクや北朝鮮の子供たちは
どうなのだろう…。

憤りが込み上げてくる。

小野リサさんのこの曲の中には
慈愛と懐の深さ、励ましが入っている。
願いと祈りも篭っている。
声高く、「戦争反対!」と叫ぶよりも
この曲をブッシュ大統領やフセイン氏、
金正日総書記 ブレア首相、小泉首相に聞かせたい。
正常でまともな精神をまだ保っているのなら
心の琴線に触れるのではないか…。
などと思うのは、甘い、甘い、主婦の考えかしら。

目を覚まし、目を凝らし、耳を澄ませ
人々よ。原点に戻ってこの地球を見て!
誰でも、子供の時を経て大人になったこと
これは紛れもない事実でしょ?
と謳っているのを聞いて欲しいのだけれど。











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*・・・穏やかな週末の楽しみ・・*

at 2003 03/16 09:53






昨日は生憎の雨模様ではあったけれど
久し振りにコンサートへ夫と共に出かけた。

フルート4重奏曲 二長調K.285
(モーツァルト)

弦楽4重奏曲 第17番 変ロ長調K.458狩り
(モーツァルト)

ロマンスOP.37
(サンサース)

そして、ソプラノ歌手の独唱で
日本の四季の歌…。

ライブでの音楽鑑賞は心の洗濯となる。
全身が清められたように感じる。
蓄積されていた疲れやストレスなど負の物が
綺麗に流されてゆく感覚…。

そして、その時、涙が自然と流れ出し
停まらなくなる。気持ちの良い涙となる。
一種のカタルシスなのだろうと思う。
隣で一緒に座っている夫はそういう私を
そっとしておいてくれる。
ありがたいと想う。

「荒城の月」を朗々と歌い上げてくれた
歌手の方に感謝…。
美しい日本語を聞いてホッとしたのは
きっと会場に居た聴衆の方々も一緒だったろう…。

若手のミュージシャンの活躍も微笑ましい。
音楽は言葉にならないメッセージを我々に
伝えてくれる。

言葉にならないほど美しく楽しい時間だった。

コンサートの終了後は時間を気にしないで
ゆっくりと美味しいお酒を愉しんだ。
忙中に閑あり…ってところかもしれない。
2次会はいつものカラオケに寄ったのは
云うまでも…ない(笑)









FromEruze Mint.mamu














*・・・Mail・・・*

at 2003 03/16 16:47






緊急を要するMailが信頼できる友人から
届いた、戦争に対して反対の立場をとる私は
迷わず、信頼できる知人へそのMailを
送った。もしもMailが私から
件名(なし)で届いていたら、どうぞ
削除しないで目を通し、そしてできたら
あなたが信頼できる方々へ送って欲しい。
よろしくお願い致します。








FromEruze Mint.mamu











*・・・Mail?・・・*

at 2003 03/18 23:37


   


私達は何処へ向かおうとしているのだろう。
人を信頼できて尊敬ができて、陽気で明るい
そういう世の中からかなり遠い所へと
来てしまっているように思えて情けない。

疑心暗鬼になると、全てが疑わしく、怪しく
嘘にお塗り固められた有害なものにも
見えてくるものだ。

その時のその人の状態で同じことでも
打撃が信じられないくらい大きかったり、
時にはそうでもなかったり(笑)
差があるとは思うけれど...(大苦笑)

...私は今、世の母達と同じように
年度末、年度始めにしなくてはならない
子供たちの学校関連の件で時間に追われて
いる、気持ちにも心にももしかしたら
何も重大なことがない月よりも
余裕がないのかもしれない。
その他、仕事と主婦業、実家との関係
など煩雑なことが多くてへばっているようだ。

今日、ブッシュ大統領の勿体ぶった演説が
予定通りに行われた。





FromEruze Mint.mamu




*・・・前夜・・・*

at 2003 03/19 22:52


   


情報網の発達の恩恵で刻々と動く事の推移
をまるで劇場でのお芝居を見ているように
分刻みで日々伝えられている。

妙な感覚を感じつつそれでも気になるので
新聞に目を通し、ニュースに注目し、Net
での新着情報をチェックしている。

「戦争への歩み」という最悪のシナリオの
主役はもちろんアメリカ、悪玉はイラク
脇役は世界中の為政者...。

なんとかならないの?と思わずにはいられない。
明日の午前10時、ブッシュ大統領は宣戦布告をするそうだ。

イラクはかなり強気でこの戦いに対して
徹底抗戦をする覚悟でいると聞く。
力の差を知っていて、それでも...である。
無謀としか云えない愚行と感ずる。

日本には米軍の基地が散在している。
同盟国に対しても憎悪の炎を燃やしている
彼等は今後、どのような動きをするのか
とても気になる。

テロ対策を本気で考えた方が良い。
もはや、対岸の火ではなくなっていると
認識した方がいい。

しかし、虚しさが咽喉元まで押し寄せて
来ている。

20世紀にあれほど反省し、あれほど熟考し
乗り越えてきた経緯はなんだったのか
と大きな声で問いたい。

...。私は来週、伯母と会食し
母や妹、そして娘と一緒にケーキ・バイキング
に出掛ける予定がある。
春休みなのだからオットリと過ごしたいのは
人情ではない?
これから新学年で頑張ろうって張り切っている
娘の将来はどうなってゆくのだろうか。

虚しさに覆われながらも日常は相変わらず
煩雑さを湛え、立ち止まることを許さない。

前夜になってしまったこのタイミング。
カウントダウンを停めることができるのは
イラクの態度いかんである。
冷静になって決断して貰いたい。

フセインさん、貴方の胸の中に今
どんな考えが浮かんでますか?
貴方の国の国民がこれから空爆の危険に
曝される可能性が強いですけれど平気なのですか?
どうして、そういうことができるの?
理解できません。








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*・・・後2時間後・・・*

at 2003 03/20 08:03





今朝はいつになく風もなく光溢れる
穏やかな春の晴天に恵まれた。
お洗濯日和なので早々にベランダに洗濯物を
干した。

干しながら、何かを空中散布されたら
厭だな...などと普通に想定する自分がいる。

後、約2時間後、私は仕事の真っ最中だ
夫ももちろんそうだ。子供たちは家で
自分達のやるべきことをしている時間だ。

お彼岸に入ったのでこの良い天気に
お墓参りに行く予定の人も多いことだろう。

年度末なので歓送迎会を予定している
人もおそらくあるだろう...。

進学、卒業、転勤、転居、結婚、離婚
みんなそれぞれの自分なりの区切りを迎えて
準備に余念がない季節だとも想う。

そして、イラクでは国外逃亡する力のない
多くの一般市民が窓ガラスにガムテープを
貼って空爆に備えている姿がみられる。

同じ時代に生まれ、同じ時間に呼吸している
地球に生きている人の上に安全と安心が
ありますように。と祈らずにはいられない。

命の重さは皆、同じなのに
危険に曝されてしまう人が多くある
そのことが許せない。

帰宅後、どんな状況になっているのだろう
と想いを馳せると辛くなる。

「怖くない?」とインタビュアーに聞かれたイラクの普通の
子供が「ううん、怖くない、アラーの神が
守ってくれるから大丈夫なんだ」と
無邪気に素直ににこやかに答えていたけど
これって...凄く虚しく思えた。

そう思い込ませているフセインの政権。
それが、真っ赤な嘘で本当は凄く危ないんだと
この少年が真実自覚した時、彼はどう
自分の将来を描くのだろう...。

そう想像すると、思わず
深い、溜息が口から漏れた。








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*・・・始まってしまった・・・*

at 2003 03/20 22:16





万が一の可能性も砕かれ、遂に開戦となってしまった。
最小限の被害でこの戦争が終結すること、
それが今、望むこと。
誰よりもイラクの子供たち、お年寄り、
の方々の上に守りがありますように。
不安で眠れない夜が続きませんように。
酷い被害になど遭われませんように(−−;

時間を経る毎に戦争は悲惨さが加わる。
ただ、イラクに生まれただけなのに、戦争によって
人生に影響を受けてしまう人々も多数おられることだろう。

聖戦...と定義づけるのは変だ。
それなら、潔く、フセイン氏が
真っ先にお手本を見せるべきだ。
聖なる戦いという根拠はどこにあるのだろうか。

例によって膨大な量の戦争関係の情報が垂れ流し状態で
洪水のように流れ、溢れている。
その情報の中には真実ではない部分も多いと云う。
何が正しくて、何が、間違いなのか、一見しただけでは
中々見抜けない。こういう時、私は青山さん
のサイトへ出掛け、氏のオンザロードに
目を通す。そこには
青山さんの言葉で真実が語られている。

サイトならではの情報収集手段である。







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*・・・思い出のアルバム・・・*

at 2003 03/21 09:33




いつのことだか 思い出してごらん
あんなこと こんなこと あったでしょう
うれしかったこと おもしろかったこと
いつになっても 忘れない


春のことです 思い出してこらん
あんなこと こんなこと あったでしょう
ぽかぽかお庭で 仲良く遊んだ
きれいな花も 咲いていた


夏のことです 思い出してごらん
あんなこと こんなこと あったでしょう
麦わら帽子で みんなはだかんぼ
お船も見たよ 砂山も


秋のことです 思い出してごらん
あんなこと こんなこと あったでしょう
どんぐりやまの ハイキング
赤い葉っぱも とんでいた


冬のことです 思い出してごらん
あんなこと こんなこと あったでしょう
もみの木飾って メリークリスマス
サンタのおじさん わらってた


冬のことです 思い出してごらん
あんなこと こんなこと あったでしょう
寒い雪の日 暖かいお部屋で
楽しいお話 聞きました


一年中を 思い出してごらん
あんなこと こんなこと あったでしょう
桃のお花も きれいに咲いて
もうすぐみんなは 一年生

もうすぐみんなは
  一年生




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*・・・「荒城の月」・・・*

at 2003 03/25 16:26


土井晩翠作詞・滝廉太郎作曲






春高楼(こうろう)の花の宴(えん)
めぐる盃かげさして
千代の松が枝(え)わけいでし
むかしの光いまいずこ


秋陣営(じんえい)の霜の色
鳴きゆく雁(かり)の数見せて
植うるつるぎに照りそいし
むかしの光いまいずこ


いま荒城のよわの月
替わらぬ光たがためぞ
垣に残るはただかづら
松に歌うはただあらし


天上影は替わらねど
栄枯は移る世の姿
写さんとてか今もなお
鳴呼(ああ)荒城のよわの月





1.
春には、もとここにあった城の中で、にぎやかな花見の宴がはられたにちがいない。はずむ声。笑い、そして酒をくみかわす盃……。
そして、城壁の大きな松の枝あいからは、月の光がさしこんでいたに違いない……。そんな、昔の面影はどこへいったのだろうか。

2.
秋は秋で、戦いにそなえて、陣営の中は、ぴーんと張りつめたふんいきであろう。
その空には、渡る雁の姿も見えていて……。よろいに身をかためた武士たちの、槍や刀をそっと照らしていた、あの昔の光は、どこにいってしまったのだろうか。

3.
いま、月は昔と変わらぬ光を投げかけているが、荒れ果てた城あとには人の気配もない。
垣には、ただ葛が生い茂り、松の枝を鳴らしているのは、さびしい風の音だけだ。

4.
大自然の移りゆきは少しも変わらないのに、人の世は栄えたり、亡びたりをくりかえしている。
その人間のはかなさを告げようとでもいうのだろうか。荒れ果てた城に、いま、月の光はこうこうと降りそそいでいる。

「教科書に出てくる歌のことば図鑑・5年生の歌」
(ポプラ社)より。





月明の夜に「荒城」あれはてた城の前に立って栄枯盛衰の感慨に耽っての発想がこの詩となっているのであります。
この詩の大意は、毎年春になればこの城の領主は「高楼」(たかどの。やぐら)で桜の花見の宴を催した、そして、年毎にめぐりくる花の宴も、「盃かげさして」盛大でなくなり、「千代の松が枝」茂り栄えたその枝の向こうから月の光りが照してた、そのような領主の勢威も今はもう過ぎ去った日のこととはなった。
領主が盛んなりしころは、秋の夜、白い霜のおりる夜、鳴きわたる雁も二羽三羽、五羽六羽、十二三羽と列をなして、折から英気を試すために陣営にあった領主が抜き放つ日本刀のやいばに照る月光のかがやき、その領主の勢威も今はもう返らぬものとはなった。
夜ふけの荒れはてた城の上に今夜も月が出ている。その月光は遠いむかしも今も変りはない。この月光は盛者のためにのみに照りそえているのではなかったのだ。ああ盛者必滅、今この荒城の石垣にのこるはただ蔦かつら、石垣からのぞく松に声なし、風に音なし、相ふれて栄枯盛衰の悲哀を歌っているのだ。

船木枳郎著「日本童謡童画史」(文教堂出版)p.140より




___________________________________

春は命が輝く季節であると共に
命の世代交代が静かに行われる季節
のようにも私は感ずる。

営々と脈々と世代が替わっても
今も愛されつつ歌われている日本の歌には
永遠の命が宿っているようで力がある。

歌に込められた魂の存在に
畏怖の念さえおきる...。







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*・・・春の海・・・*

at 2003 03/28 19:59






春の穏やかなお日和…海を真下に臨みながら
50Fのレストンラン(幕張プリンス)で
ケーキバイキングを楽しんできた…。

下の娘が中学入学の時にもここで
母と妹と私と娘と女だけで一緒に過ごしたので
懐かしい気もするし、あれからもう
3年も経ってしまったのかと思うと
本当にアッと言う間で呆気なく…感ずる。

今日の海もおおらかで広く、光に満ちて輝き
気持ちがゆったりとなって来るようで
気分も良かった…。

来週から目が廻る程の日程が待ち受けて
いるけれど心新たにそれぞれの子供達が
スムーズにスタートを切れるように
乗り切ってしまおうと想った。

レストランの帰りにホテル内のブティックを
覗いたら 素敵なブルゾンがあった(笑)
勧められるままに試着したらピッタリだったので
迷わずに購入♪
女同士の気を遣わない集まりは気侭で
楽しい…。
母も気に入ったアンサンブルがあったのでやはり購入。
妹は娘に赤い皮のベルトをプレゼントしてくれ
娘は早速ジーンズに通して喜んでいた。


…。海を見ていると、戦争が同じ時間に
行われていることが嘘のようにも思えた。
そうならどんなにいいだろう…とも感じた。

でも…家に戻り夕刊を手に取った途端
そんな夢みたいなこと直ぐに打ち砕かれ
現実に引き戻された。












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