…温故知新…日々・徒然・処感・緒感…








静かに思へば、万に、過ぎにしかたの
恋しさのみぞせんかたなき。
人静まりて後、長き夜のすさびに、
何となき具足とりしたため、残し置かじと
思ふ反故など破り棄つる中に亡き人の手習ひ、
絵かきすさびたる、見出でたるこそ、たゞ、その折りの心地すれ。
このごろある人の文だに、久しくなりて
いかなる折、いつの年なりけんと思ふは、
あはれなるぞかし。
手馴れし具足なども、心もなくて、
変はらず、久しきいとかなし。
〔徒然草 第二十九段〕


“つれゞなるまゝに…”ですね(笑)
えるぜ





処感 2003年6月

*・・・不条理の連なり・・・*

at 2003 06/04 14:38



説明のつけようがない不条理さの連続が人生なのか…。

人は或る人と巡りあえた奇跡に胸を躍らせ、夢に見た幸福を手中にし輝くような笑顔を振りまき陽気に活動をする。
瞳は輝き、表情は晴れ晴れとなり、全体から活気が伝わって来る程明るい…。

また、人は或る人と巡りあってしまったが為に訪れた運命に打ちひしがれ後悔で眠られぬ夜を幾夜も送る。
目は窪み、表情は陰鬱で、全体から溜息が伝わってきそうな程…暗い。

人は人に癒され、人に苦しませられる。
なんたることか、人との縁の妙のあや…。

どちらも単なる偶然のなせる業であり、どうしようもない事実であって誰を責めることもできないと、第3者は冷静に時にはちょっと冷笑しながら言い放つ。

誰にでも平等に与えられている時間の流れを
自分ならどのように使い、過ごすのか…それぞれの任意である。
行き止まりがあるのが人の生…。
それをなんとなく自覚しはじめた此の頃、私はもっとこの時間を私にとって「益」となる流れとしたいと切実に想う。

色々な人が本当に同時進行で泣いたり、笑ったり、怒ったり…。
Netの世界の中でも時々刻々と事情や状況が変化している。
その急峻で変化に富んだ時の流れの中で、溺れ流されそうになりながらまだ同じ場所に立ち続けて居たいと想う愚直な私は過ぎ去りつつすべてのことをただただ見守り続けている。

行く人、来る人。
みんな事情を抱えている。
何も私にはできず、お力にすらなれないが…。それでも、会話を続けることで何らかのヒントや気付き…ちょっとした気晴らしになって下さればこんなに嬉しいことはない。

まさしく
人は人に傷付き、人に助けられる。









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*・・・ハッ!・・・*

at 2003 06/07 23:15


ある挑戦を今朝からやって見ている…。
サイトの中身をかなり更新してみた。

色々な見方をされるのが公開しているサイトの宿命…。

自分では気がつかないうちに
約束を果たしていないのだということ。
ある掲示板を読んでハッと…させられた。

工夫すればサイトのイメージを維持しつつ
約束も守れる方向へと動ける…。

…しかし…なかなか、100%を出せず
心苦しい…。

ふぅ〜〜〜。








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*・・・恥知らず・・・*

at 2003 06/09 22:08


万景峰号は入港せず…

の報が昨日の夕方駆け回った。

なに一つやましい事がないのなら
堂々と来ればいいのだ。

「自信がないから入港を見合わせた。」

そのように思われても仕方ないと思う。

しかし…本当のところは
「燃料が足らないから来られない」との
こと…。それを公にするのは何とも
恥ずかしく、収まりが悪いので(苦笑)
日本の受け入れが厳戒体制だから船が出せない…

などとみっともないこと甚だしい放送を今夜
あちらのゴールデンタイムで流していた。

……。

恥ずかしいことこの上ない。










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*・・・入梅の候・・・*

at 2003 06/12 21:10


霧雨が時折、サァーと降ったかと思うと
意外にも青空が顔を出して夏そのものの表情
そして、そうかと想うとまたいきなり
横なぐりの雨が降り出す。

ジメジメとした梅雨特有の湿度感は
何度、梅雨を迎えたとしても歓迎はできない
感覚で…。寒いような、蒸し暑いような
鬱陶しい空気に触れてしまうと
ちょっと気持ちが萎えていたりすると
…精神的にも落ち込んでしまいそうになって
自分で自分に呆れ、苦笑する。

日に々色鮮やかになるのは紫陽花の花。
新緑だった木々の緑もいつの間にか、
しっかりと濃い緑色になっていて
夏のお化粧をキチンと終えている。

どんぐりや椎の木の花が咲き始め
余計に空気は濃くなるようだ。
通勤路のお宅にある「クチナシ」の花が
満開となり、6月の風情を湛えている。





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*・・・省みる・・・*

at 2003 06/14 09:24



ここのところもっぱら、
自分のGAIAXサイト内の手直しに
集中していて、他のページへは出かけてない。

もしかしたら、ご心配をお掛けしてるかな?
などと思いつつ、それでも区切りが
つくまでは…とちょっとここに留まっていた。
工夫と継続はどんな場面でも必要で
むしろ楽しく、刺激的な作業だと感ずる。

立っている場所、足元の見直しと補修は
ホーム・ページにこそ必要とつくづく思った。

…メンテナンスの季節です。
いろんな、いろんな意味でね。





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*…六月『見えない配達夫』…*

at 2003 06/14 19:14



どこかに美しい村はないか
一日の仕事の終わりには一杯の黒麦酒
鍬をたてかけ 籠を置き
男も女も大きなジョッキを傾ける


どこかに美しい街はないか
食べられる実をつけた街路樹が
どこまでも続き すみれいろした夕暮れは
若者のやさしいさざめきで満ち満ちる


どこかに美しい人と人との力はないか
同じ時代をともに生きる
したしさとおかしさとそうして怒りが
鋭い力となって たちあらわれる

    
 〔茨木のりこ〕


蒸し々としてくると
自然とこの詩が恋しくなって来る。

六月『見えない配達夫』
というタイトルから浮かぶ印象が
私の内面に大きな刺激となり
次々と形にはなりにくいけれど
明るい希望や期待、夢のイメージを
まきおこさせ…そのイメージから自然と
大きく励まされてしまうからだと想う。

暑くて過ごしにくくなるこれからの季節
ここは、やるだけやったらその後は
襟を寛げ、しゃちこばった緊張を解き
気心の知れた、愉快で信頼できる友人や家族と
楽しくおおいに語り合い、ジョッキを傾け
共にその時を過ごそう…と
誘われているようで…嬉しくなる。

笑いさざめき…宴は盛り上がり
空は菫色から藍色、そして濃紺へと
ゆっくり様変わりし…星が輝きだす。
歌声が響き、陽気に語り合い
仕事が終わった週末の夜を満喫する。

そういう時間の過ごし方をいつも
自然にしたいものだ。






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*皆様<(*_ _)>ありがとうございました*

at 2003 06/16 15:09


淡々と、ノンビリと、気ままに歩いて来ました。

時にはキーボードの前に座ったきり
何も言葉が浮かばずにただ、黙って
Romするばかりの時もありました。

時には気分転換と称し、Netから
離れてみたこともありました…。

浮き沈みの激しい、変化の多いNetの
海の中で楽しくまた賢い、愉快でおおらかな
温かい、訪問して下さる皆様のお蔭で
なんとか、昨夜、10万Hitを
超えることができました。ありがとうございます。

いつもは、カウントの数字にそれほど意義を
見出すことはない私ではありますが…
それでも、この10万Hitは一つの節目と
なる気が致します。

気心の知れた皆様との
時に砕けた、時にシリアスな会話と対話を
通して色々な繋がりや気付き、発見なども
多い時間の流れであったことを感謝致します。

これからも、こののんびり、気侭、
気紛れな管理人のサイトを
どうぞ可愛がってやってくださいませ…。

どなたさまも、これからも引き続きどうぞ
よろしくお願い申し上げます。





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*・・・自分の感受性くらい・・・*

at 2003 06/18 21:36



『自分の感受性くらい』


ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて


気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか


苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし


初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった


駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄


自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ


〔茨木のりこ〕



胸にストーンと真っ直ぐに落ちて来る言の葉。
詩には詩人の個性がギュッと濃縮されて
詰まっている。

読者である私は、コクコクと滋養深い
言の葉のエッセンスを味わい堪能する。

特に、最後の

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

の箇所…。
大好きなのである。

背中からドンと力を篭めて
前へと押し出された気がする。

そうだ…。
自分の領域、感性が大切なら
自分で守るしかない。

誤解を恐れずに対話を続けたい。
口をつぐんでしまってはいけない。
諦めて、降参してしまうなんて
何故できるのだろうか…。
迎合し、無理に笑うことなどやめよう。
それよりももっと他に
やるべきことがあるのではないか?
と気が付きたいものだ。



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*・・・ちょっと早いかな(笑)・・・*

at 2003 06/21 20:16



…暑い一日だったので
海の爽快さに逢いに行きたくなった人
多いんじゃないかな(笑)私もそう思った。

だから…ちょっとだけ夏の海のページを
ここに置きますので涼みに行きたい方、海を見たい方
どうぞフラリと行ってらっしゃいませ…。

尚…ページの下にあるアイコンをクリックすると
次のページへと続きます。
お時間のある方はどうぞ奥の間まで足をお運び下さい


あ、ご機嫌なbossaさんのMIDIを
掲載してございます(笑)
音量には充分お気を付け下さい。
イントロからノッてます。
カッコ良いですよ…ふふふ。

(※ブラウザの「戻る」で帰って来てね)




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*・・・夏のページへのご招待(笑)・・・*

at 2003 06/22 16:31


昨夜、あまりにも暑かったので
気紛れにヒョイと置いたページは去年
思いつくままに創ったページなのです(笑)

意外と好評?なようなので
ここに纏めて入り口をリンクしておきます。
気分転換にはいいかもしれないです。
素人が気侭に創ったページです。
ご笑覧戴ければ幸い…なのです(爆)

※夏をイメージしたページは全部で15ページ
で構成しました。(笑)
※各ぺーじにあるアイコンに隠しリンクが
仕込んでありますのあちこちクリックして
迷っちゃって下さっても面白いです。

夏の海

日本の夏

月夜の幻想


bossaさんのMIDIを
掲載してございます(笑)
音量には充分お気を付け下さい。

(※ブラウザの「戻る」で帰って来てね)




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*・・・人の心と無機質な機械・・・*

at 2003 06/24 06:43



人は自分の想いや感情を誰かに伝えたくて
伝達手段を編み出して来た。

言葉を繰れるのは人間だけ。
その言葉を使って自分の伝えたいことを
どうにか伝えたい相手に届けようと
色々な方法も考え出した。

手紙と電話がその中でも画期的な手段だった
時代が長らく続き、ここに来て
電話はケイタイへ手紙は電子メールへと
変貌して、益々個別化して「想い」を
伝えることが可能になった。

しかし…便利なようで陥穽もある。
スムーズな遣り取りが自然に為されるのなら
こんなに快適かつ便利なものはないけれど
ひとたび、ボタンの掛け違いなど
疎通が滞って来るとたちまち
人はその便利なツール故にドツボに嵌まる。

「来ない、来ない、メールが来ない」
「鳴らない、鳴らない…ケイタイが鳴らない」

そういう不安や焦燥を抱え始めやがて
ストレスに陥ってしまう人も多い。

人の心は繊細で傷付き易く脆いものだ。
一言で言い表せない感情や想いを抱えているものだ。

一方で操作一つで簡単に送れてしまう
高性能な機械がある。無機質である。
機械なのだから…。

そこにギャップがあるように想う。

大切な心や気持ちは
大切に扱いたい。

便利な機械で簡単に送れてしまう安易さの
延長で扱うことは危険…。

人に伝える時は本当は
目と目を合わせ自分の言葉で
考え、考え、誠意を尽くしたい。
言葉を交わし、声の調子を聞き
表情を見て…伝えたい。

一方的な伝達…それも
時には良いけれど、誤解や間違いが
起きる素にもなるので気をつけたい。

いくら便利になっても
人の心は変わらずに瑞々しく傷付き易く
扱い難い…そういうものだということ。
忘れないで居て欲しい。





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*・・・志の根幹・・・*

at 2003 06/27 20:13



何故、今、ここにて生かされているのか
己に問いつつ歩みを時々省みながら歩きたい。

人はただ、「息を吸いて吐く…。」
その為にだけ命を与えられているわけでは
ないともう一度足元をみつめたい。

昨日、詫間守被告の結審があり、その
一部始終が報道されたけれど、
ご遺族の心情をまたもや切り刻むような
言葉による「暴行」を遣り遂げたようだ。

「反省と謝罪の念」が何処にも見当たらない。
そういう人間がこの日本に居るのだ。
そのことの重大さは衝撃に値する。

彼にもおそらく使命があっただろうに…
そのことに気が付く前の段階で挫折し
歩む方向を見失いひたすら暴走して来て
しまったように見受けられる。

凄まじいまでの自己中心的な発想と
暴力的な言動は己を始終横道へと追い立て
歩くべき道へ進むタイミングを遮ってしまったのだろう。

全てが自分で蒔いた種の結果。
恨むなら、己自身を呪うがいい。
間違っても責任転嫁はしないで貰いたい。


正当化など誰も許しはしない。






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*・・・『公開レッスン』・・・*

at 2003 06/29 01:09


いつも私のサイトへ来てくださる皆様へ

もう、お気づきかと存じますが(^^;
只今、サイトの見直し「公開レッスン」
をなんちゃんにお願いをして取り組んで
いる最中です。

どうぞ、皆様、温かい目で見守って居て下さい。
不安と焦りも確かにありますが、
それよりも、全くの善意でご教示下さる
なんちゃんの貴重な時間を無駄にしないように
頑張りたいと思います。

「知らなかったのなら、これから
 知ればいい、学べばいい」

そして、

「間違いがあったら、正せばいい」

そう思っています。




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