…温故知新…日々・徒然・処感・緒感…








静かに思へば、万に、過ぎにしかたの
恋しさのみぞせんかたなき。
人静まりて後、長き夜のすさびに、
何となき具足とりしたため、残し置かじと
思ふ反故など破り棄つる中に亡き人の手習ひ、
絵かきすさびたる、見出でたるこそ、たゞ、その折りの心地すれ。
このごろある人の文だに、久しくなりて
いかなる折、いつの年なりけんと思ふは、
あはれなるぞかし。
手馴れし具足なども、心もなくて、
変はらず、久しきいとかなし。
〔徒然草 第二十九段〕


“つれゞなるまゝに…”ですね(笑)
えるぜ





処感 2004年2月


鬼は外〜♪、福は内〜♪

at 2004 02/01 08:49


 風邪、インフルエンザ、全ての悪しきもの


 滞りなく進む予定、家内安全、一病息災



早くも如月となった。
今年の如月第一週は豆撒きも意識しての更新♪
いいよね…こういう習慣(笑)







このように日は昇り、日は暮れる
...そして如月と月が進んだけれど
「しあんくれーる亭」は...(笑
本日もまた賑わうのである






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節分会

at 2004 02/03 22:30


本日は節分、私も今年は年女ということで
壱拾弐年に一度しかチャンスが巡っては来ない
『節分会』についに(笑)出席することが叶った。

長男(子年)、長女(卯年)に次いでの出席となった。
法事とはまた全く趣向も風情も違う
「お祝い」の行事である。

客殿にてお祝いのお膳を戴きながら
本年の年男・年女の方々を言葉を交わし
近況報告やらなにやらを伺う。
私は若輩の部類なのでひたすら聞く側に徹する。

何しろ皆様、還暦が主流なのだ。
それ以上の方々もおられお健やかなご様子に
安堵する。

時刻となり手を清めてから
本堂へと移動。
護摩を焚き上げ勢いある聖なる火によって
壱百八つの煩悩を焼き尽くし、鬼を駆逐する。お焚き上げは炎とお経の声明と焚き上げる
煙とお香の香りなどが混ざり合い
夕暮れ近くなって日が落ちかけて来る
タイミングと相まって
独特の趣があって私は好きだ。

弐月三日厳寒の候、立春を前にしての
大晦日の行事にも喩えられ春になる前の
区切りの行事として日本人の心に
馴染み深いものであるのだな...と改めて
今日は感じられた。

お札を戴いてからいよいよ
本堂を囲む境内から豆撒きとなる。

外には今か、今かと豆撒きを楽しみに待つ
老若男女がひしめきあい出来るだけ良い場所
を陣取ろうと待ち構えている。

ご住職さまの一声で
年男、年女が豆やらお菓子やらお餅やら
をそれぞれが心ゆくまで撒いて
福を分け合いめでたく終了となった。

いつもなら下で撒かれたものを受け取る側なのに
今日だけは「撒く側」!
実に爽快(笑) 良い気分であった。

平日の火曜日、予定通りに進んだが
帰路はやはり急ぎ足となる。
携帯にて娘に連絡がつき帰宅。
午後の家事は娘に任せておけるので
こういう時、大きくなったものだと
感慨深く思う。

帰宅したらバロンがいつもよりも
大袈裟に歓迎のスリスリ(爆)をしてきた。
常より遅い帰宅となったので猫なりに
何かを感じたのだろう。
甘えてはしゃいでいる様子を目にすると
我が子が幼かった頃をフト思い出した。

夫の実家から、見事な生椎茸が届いていた。
義姉からの心づくしである。深謝。

...。

2月は私の拙いメルマガが創刊した月である。
もう4年目を迎えた。

当時 主催者さんだったてっちさんから
思いがけずお祝いのメールを戴き
驚きと同時に感激した...。

「そうか...もう、4年たったのね。」
と改めて思った。

興味とお時間のある方は
今朝、第156号を配信したので
メニューの「マガジン」から
バックナンバーをご笑覧して下さると嬉しい。

明日は立春...。新たな一年の始まりである。







このように日は昇り、日は暮れる
...そして節分となったけれど
「しあんくれーる亭」は...(笑
本日もまた賑わうのである






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清濁併呑

at 2004 02/05 08:02



暦では昨日は立春 春立つ日。
『春は名のみの風の寒さや...』

*

光眩しい今朝は快晴、冬晴れの爽快

*

春めく日溜まり探しつつ
    歩く街には新芽の気配

*

花束をフンワリ両手で抱くように
    我バロンを胸にフワッと抱く

*

春猫の切なげな瞳に出逢う時候
   「あぁ、春なのだ、春なのだ」の如し

*

行く君の無事を祈りつ見守る我等
   歴史的な判断是となるか否となるか未知数のまま

*

和と洋を器用にアレンジできるのも
   「大きな個性」と評価したい受容したい

*

心せよ はじめから人はみんな違うのだ
   同じ人など何処にもいない

*

一日一生 日々是好日
   花鳥風月 泰然自若









このように日は昇り、日は暮れる
...そして立春を過ぎたけれど
「しあんくれーる亭」は...(笑
本日もまた賑わうのである






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弦楽四重奏

at 2004 02/07 22:10


一日一生 日々是好日
   花鳥風月 泰然自若



今日は久し振りに夫と一緒に
クラシック・コンサートを愉しんで来た。
術後初のコンサート鑑賞となるわけで、
丁度夫は一昨日お誕生日だったので勿論
そのお祝いも兼ねての外出となった。

曲目は...

1.ベートーヴェン 

   弦楽四重奏曲Op.18-1 F dur.

2.ハイドン

   トランペット協奏曲 E♭dur.

3.メンデルスゾーン

   弦楽四重奏曲 Op.13 A mor.


室内楽の良さは小ホールでの鑑賞が可能という事もあげられる。
息が合った奏者の創り上げる音楽空間は
目には見えない「音楽の広場」を構築し
聴く者をめくるめく音楽の世界へと誘う。

艶やかなヴァイオリンの音
深い音色が渋くて素敵なヴィオラ
どっしりとした根音をキープするチェロ
煌びやかでパリッと張りのあるトランペット

豪奢な気配はなかったけれど
室内楽の良い選曲でタップリと2時間
音の洪水の中でたゆたうことができて
愉しかった...。

浮世をしばし離れ音楽という藝術の中で
寛げる時間は掛け替えのない楽しみ。

アンコールのモーツァルトの曲が
まるで愉快で笑い転げているような纏まりで
チャーミングだった(笑)
...そう、モーツァルトが全身で歓びながら
飛び跳ねながらそこに居るようだったので
思わず微笑みが聴衆皆に拡がったのだった。








このように日は昇り、日は暮れる
...そして週末となったけれど
「しあんくれーる亭」は...(笑
本日もまた賑わうのである






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サイトデビューの日♪

at 2004 02/11 20:21


今日は2月11日、建国記念日であると同時に
4年前初めて私がサイトを開設した日もであって特別な日である。

エクラの前にドリーム・シティーにて
最初の「ホーム・ページ」を立ち上げて
なんとかメールマガジンの読者登録数が
増えるようにと願っていたのであった。
何も分からず、ただ闇雲に…である(苦笑)
「60秒で簡単に作成できる!」
という言葉に当時の私は驚きながら実際に
詳しい知識も何もなくともなんとか形に
なることが面白くて…「怖いもの知らず」で
本当にいたわけなのだ(大苦笑)
この安易さ、簡便さに潜む大きな問題に
気が付かないでもいたのであった。

何事にも明暗があるが
サイト運営・サイト更新に纏わる様々な
ハードル、留意点にできるだけ早くご自分で
気が付き心にメモをしておくことを
これからNetの海に漕ぎ出そうとされている
方々へお伝えしたいと思う。

楽しくて気持ち良い屈託ない遣り取りを
ずっと継続できるかどうかは、あなた次第。
液晶画面の向こうにはあなたと同じ
温かい血が流れる人がいる事
これを忘れないでいられれば、
大きな失敗をして苦渋を舐めることは
避けることができよう。

言葉は生きていて、人を鼓舞したり
強めたりする事も出来る代わりに、
人を傷付け、弱めてしまう場合もあって
本当に取り扱いには注意をしたいと
更に更に思う。

ともあれ、いくら注意をしていても
時に心ならずも失敗をしてしまうのも人だが
そうであったら誠意を尽くし事態の収拾を
図り解決の為に全力を注ぐ姿勢も大切だ。
伝える努力はしたいものだ。

謙虚に、謙遜で…ありたい。




今日は実は朝から実家へ出掛けていた。
母の体調が思わしくなく家事など
手伝いに行っていたのだ。

昨日の夕方、何となく胸騒ぎがしてTELを
入れたら常にない様子で気になり
丁度今日が祝日だったので急遽行く事を
告げたら案の上遠慮して「大丈夫よ」…
と云っていたがそこを「今回は行くわ」と
押し問答しての帰宅だった(笑)
…そう、気丈な母なのである。

でも…できる時にはこうやって母の元へ戻り
他愛ない話などをしながら家事をして
一緒にお茶を愉しみお喋りをしたいと
思っている。

頼まれていた買い物をしてから母の待つ実家へ到着
直ぐにお湯を沸かしながら掃除をし
お昼を作り一段落した。

母は私が掃除をしている間に
乾燥させていたお餅をカラリと揚げてくれていた。

揚げ立てのあられは軽くてサクサクッとしていて
懐かしい味で、嬉しかった。




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ばれんたいん・でー

at 2004 02/14 11:53


一日一生 日々是好日
   花鳥風月 泰然自若


小春日和の日差しが南に面したリヴィングに
降り注ぎ、なんとも長閑な週末の午前中、
Netに繋ぐとたちまち賑やかな空気に包まれる。

今日はバレンタイン(笑)
商業ベース先行型で成功した「年中行事」の
代表格の一つ。
「にっぱち」と云われる不景気月のカンフル剤でもあるのかな(苦笑)

何はともあれ乙女心や、女心は真冬の2月に
真剣に燃えるのである。
心を寄せていた彼の人へ告白の意味を込めて
チョコレートと共にカードを送り伝え、
精一杯の真心を差し出す。

さぁ...!そのチョコレートを受け取った男性陣。
ゆめゆめ、にやつくことなかれ(笑)
彼女の真剣な想いに報い誠実に対峙なさい。
甘い甘いチョコレートの香りの中に秘めた
彼女の想いを汲み取ってあげて欲しい。
...今年は義理チョコが減った傾向にあると聞く。
義理で仕方なく送り受け取る物ほど
味気ないものはないのでいいのではないかな。

ただ、日頃の感謝を伝える手段として
男女問わずカード類を送るという形は好ましい。
そこにちょっとした遊び心が見えたら
温かい気持ちになれるような気もする。
気に掛けていますよ...と伝えたいなら尚更である。
春を待ちながら寒い2月に繰り広げられる
バレンタイン。
あなたはどんな一日を迎え送ることだろう。

尚...本日私からカードが届いたら勿論
笑って受け取ってもらいたい(笑)
日頃のご好意ご心配に感謝しての
私からの気持ちである。







このように日は昇り、日は暮れる
...そして週末・バレンタインとなったけれど
「しあんくれーる亭」は...(笑
本日もまた賑わうのである






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何度でも生き直せる

at 2004 02/17 20:58 


春一番が吹いて春がもうそこまで
という時点に来ると、何故だか知らないけれど、
急に足踏みを始める。
これっていつものこと(笑)だけれど
少々じれったい悩ましい気分にもなる。

待ち兼ねて、待ち焦がれている事に限って
ジリジリと少しづつしか時間が進まないように感じるのはそれだけ気持ちが逸るからだろうか…(謎笑)

考えてみれば春の訪れに限らず、なんでもそんな風に感じるのであった。

見たかった封切り映画、読みたかった新刊本
食べたかった旬の果物、愉しい週末
ワクワクする長期休暇、弾いてみたかった楽譜♪
…そして、大好きな人からの便りや近況報告!

これらの「嬉しい事、待っていた事」を
手にする都度、受け取る度に何度でも
生き直しているような心地すらするから
私ってばかなり単純な人間であるのだよね。
でも、その方がささやかな事にでも全身で
喜びを表すことになるので幸せなのかも…
と密かに想ったりもしている。

生き直せる…って本当に幸せな事…。
そうあなたは感じられませんか?

どんな時でも、どんな事にでも
喜びや発見やワクワクを感じることができる。
そういう日々の方が生き甲斐があるって
想ったりするのである。
わはは♪おほほ♪あっはっは。








このように日は昇り、日は暮れる
...そして春一番は吹いたけれど、それでも
「しあんくれーる亭」は...(笑
本日もまた賑わうのである






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ちょっとした補足

at 2004 02/18 22:22



先日、バレンタインにカードを送らせて
戴きましたが、メール・アドレスがわからない
方には送信できずおりました。
それで、bbsにて、バレンタイン画像とチョコレートを置いておいたのです(笑)
いつも来て下さり書き込みを下さる皆様、
黙って見守っていて下さる皆様全員へ
お届けしたかったからなのです。

もしも、ひょっとして
「…アレレ?カードが来てないな…」と
思われておられたらそれはメアドを知らない
若しは、こちらでメアドの保存が不備だった。
そういうことですので
どうぞご了承くださいませ<(_ _*)>







このように日は昇り、日は暮れる
...そして春一番は吹いたけれど、それでも
「しあんくれーる亭」は...(笑
本日もまた賑わうのである






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こういう朝には・・・

at 2004 02/21 10:18



冬と春が押し問答しているような
微妙な時期の晴れた朝は本当に素晴らしい。
こんな時には女性ボーカルのBossanovaが
最高に似合う♪(笑)

全てを包含しつつ穏やかでしかも甘過ぎずクールな印象が
私の今の心境に寄り添うからなのだ。

自由に、ノビノビと屈託なく在りたい。
誰にも煩わされることなく
ゆったりとした気持ちでここには居たい。
良い音楽、良い友、良い循環がここにはある。
この大切な環境を守りたいと思うのだ。

春は冬からの脱皮があるからなのか、
春の嵐とか、春雷とか、突発事項が急に勃発して
時に人を慌てさせたり驚かさせたりするが
長い目でみたら自然の流れの一部であるのかもしれない。

そう捉えればどういう事態が起きようと
戸惑いは少なくなるのかもしれない。

来月には亡きあづささんの三回忌が
音もなく訪れる。
確実に時間が過ぎ去っているそれを思い知らされてしまう…ね。

何はともあれ、週末は心も身体も休めて
労わりながら過ごしましょ。
今週も皆様、いろんな意味でお疲れ様でした。








このように日は昇り、日は暮れる
...そして雨水も過ぎたけれど
「しあんくれーる亭」は...(笑
本日もまた賑わうのである






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春風と黄色いチューリップとバロン♪

at 2004 02/21 21:55


今日は温かい春風が吹き、一段と春を実感できた。
街には春の香りが溢れて軽やかに柳の新芽が
芽吹いていた。

あんまり春めいていたので春風に吹かれながら
散歩をいつもより長く楽しめたので嬉しかった。
立ち寄った花屋さんで黄色いチューリップを
10本とカスミ草を買って、ペットショップにてバロンのミルクと猫砂と猫缶を買ってから
帰宅した。

バロンは留守番を独りでして居たので
私たちが帰宅すると大きくノビをしてから
頭をぐいぐいスリ寄せて甘えてきた。
この仔にとっては私達は本当の意味で家族に
なれたのだとあらためて思えた。

黄色いチューリップとカスミ草は
明るい春の空気と香りを
振りまきながら花の定位置に納まった。








このように日は昇り、日は暮れる
...そして雨水も過ぎたけれど
「しあんくれーる亭」は...(笑
本日もまた賑わうのである






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モーツァルトとJ.シュトラウス

at 2004 02/22 08:11



今朝は天気予報が外れて綺麗な夜明けが見られたので気分が良い。
目覚めたら快晴の空で、未だ明けきらない新鮮な一日の始まりは
何時もながら爽快で心地良い。

日曜日であるのに今朝は何時もどおりに起きて手早く家事を済ませ、
昨日開けたての薫り高い珈琲を愉しみながら
「Classic Cafe」創刊号のCDを鑑賞しながら
PCをオンにしている。

御馴染みの交響曲第40番は何時もの通り「かなしさが疾走」する楽曲を奏で出している。
裏切られない安心感を得られホッとする。

バロンはモーツァルトが好きで曲が流れ出すと
動きが穏やかになり考え深気な表情になる。
猫にクラシックも案外似合うようだ(笑)

この「週刊・デル・プラドコレクション」創刊号は
書店にて見掛けたので気紛れに購入してみたのだった。
添付されているCDメニューが
丁度春なので聴いてみたかったシュトラウスのワルツ集でモーツァルトと一緒に同封されていたからなのだ(笑)

本当はJ.シュトラウスを始めに聴きたいのだがお楽しみは後の方がもっと愉しいので(笑)
モーツァルトの40番と41番を先に聴く事にした。
日曜日は始まったばかりなのだから、それもまたいい。

…バロンがCDプレーヤーの後ろへ長々と横たわり
まどろんでいる。
春なのだ、眠いのよね(笑)

シュトラウスのワルツを聴いたら
どんな表情でどんな動きをするのか
又違う意味で楽しみだ♪

できれば、優雅にワルツを踊るように
動いてくれることを期待している(笑)

さ…私はこれから曲を楽しみながら
読書三昧をすることにしよう。









このように日は昇り、日は暮れる
...そして今日は2月22日でニャン・ニャン・ニャンの日ということなのであるが
「しあんくれーる亭」は...(笑
本日もまた賑わうのである






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春が来た♪

at 2004 02/25 18:01


大抵春は三寒四温を繰り返しながらノロノロと
毎年やってくるものなのだが(笑
どうも今年は例年とは違うようだ。
今朝の空は春の暖かい長閑な
橙色と桃色の光から始まり、日中は汗ばむ程の
気温上昇があったので家事をしていると
一枚ブルゾンを脱いでしまった位!

しかし、気持ちの良い春の陽気…だ。
バロンはやけに眠たそうにしている。
早朝から起きているので仕方ないのだろう。
とにかく、「寝子」…というくらいに良く寝るのだ(笑)

雪柳の真っ白な小花が滝のように咲き乱れ
沈丁花のしっかりとした集花が可憐に香り
梅や木瓜の花は盛りを越えた。
これから辛夷や木蓮、連翹、ハナミズキなど
次々と花々が順番を争うように咲きだす事だろう。
灰色だった街に新緑が増えて来るのも楽しみ。

芽吹いた柳も一気に緑が目立って来た。

着々と春は陣地を増やしていて
いつの間にか冬が居場所を失くしつつあるのが
痛快でもある…かな(笑)








このように日は昇り、日は暮れる
...そして今日も
「しあんくれーる亭」は...(笑
本日もまたもや賑わうのである。





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黙すれど饒舌なり花の顔

at 2004 02/28 11:27



そこで懸命に咲いている、それだけで
何も語らずとも花から伝わることがある。

「また今年もやっと春がきたのね」
「ふーー、ノビノビ!気持ちいいお日様の光り」
「お元気でしたか?また逢えて嬉しいです♪」
「今年の日本ってなんだかまたいよいよ変ね」
…など等(笑)

黙って咲きながら、花達は己の分を知っているので
使命を果たし世代を越えて命を運ぶ。
潔いのは何も桜だけではあるまい。
そんな風にも思える。

春の浮き立つような話題の中でも
目を現実に投じて見ると日々、遣り切れない
不条理かつ目を覆うばかりの無惨な事件報道が流れている。



その中でも群を抜いて非道かつ未曾有であった
「松本智津夫」という男が関係した一連の
事件の公判がやっとやっと…昨日なされた。

「一連のオウム事件の首謀者と認定し求刑通り死刑」

小川裁判長は
「救済の名の下に日本全国を支配して自ら
 その王となることを空想したもので、
 犯行の動機・目的はあさましく
 愚かしい限りというほかはなく、
 極限とも言うべき非難に値する」
と、断罪した。

「極限とも言うべき非難に値する」

という表現を耳と目にして確かにそうだ!!と
強く私は頷いた。

しかし、法廷において今回も「松本被告」からは
「謝罪」も「反省」の欠片も伺えなかったというその事実に虚しさを通り越して憤りを感じた。

教団の代表であり教祖であったのなら
責任を感じて然るべきであるのに弟子が
勝手に起こしたことであると述べて平然と
していられるとはどういうことなのだろうか。

「人の仮面を被った悪魔である。」

とある被害者の親族は仰っていたが
その通りである。







このように日は昇り、日は暮れる
...そして今日も
「しあんくれーる亭」は...
本日もまたもや賑わうのである。





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「WOWOW」もたまには良い映画を放映してくれるのね…。

at 2004 02/29 20:26



実はデジタル放送になってから契約したWOWOWを解約しようかどうか検討していたのだが、
最近のラインナップが良いのでどうやらこの案件は保留となりそうだ(苦笑)
先週は「アンネの日記」そして今週は「戦場のピアニスト」をじっくりと堪能させてもらった。

誠実に丁寧に作られた作品は世代を超えて
確かで大切な事柄を伝えてくれるものなのだと信じさせてくれる、そういう映画であった。

第2次世界大戦の戦中・戦後の悲劇と不条理と愚かさを迫真の演技と演出で精一杯
訴えられていて観る側は真摯に受け留めなくてはいけないと
居住まいを正されるような心境にさせられる。

アンネ一家の悲惨、ピアニストW.シュピルマンの体験は言葉が直ぐに出てこないほどの
悪夢そのものであり、しかしそれが現実に行われて来たことなのだと伝わった。

…辛いとか、悲しいとか、そういう人間らしい感情をも壊されてしまいそうになるほどの
ユダヤ人迫害を目の前に突きつけられ、
正視に堪えられない場面の連続であったけれど
目を逸らすことなく全て目に焼き付けるようにして鑑賞をしたのだった。

決して記憶から消えないように、
風化させてしまいぼやけないように…。

そして、今現代において繰り広げられている
戦いに思いを馳せずにはいられなかった。

人は愚行と知りながら何故、繰り返し
戦争を行うのだろう。
人は何故こんなに愚かにも争うのだろうかと
つくづく…深く、思わされた。

それにしても、「戦場のピアニスト」の映画内で使用されたショパンの曲が秀逸で見事であった。
ポーランドの代表的作曲家ショパンの曲が
この映画には無くてはならない存在であったことを追記したい。
音楽は人の心を強め励まし
時と場合によるが守りとさえなる。







このように日は昇り、日は暮れる
...そして今日も
「しあんくれーる亭」は...
本日もまたもや賑わうのである。





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