…温故知新…日々・徒然・処感・緒感…








静かに思へば、万に、過ぎにしかたの
恋しさのみぞせんかたなき。
人静まりて後、長き夜のすさびに、
何となき具足とりしたため、残し置かじと
思ふ反故など破り棄つる中に亡き人の手習ひ、
絵かきすさびたる、見出でたるこそ、たゞ、その折りの心地すれ。
このごろある人の文だに、久しくなりて
いかなる折、いつの年なりけんと思ふは、
あはれなるぞかし。
手馴れし具足なども、心もなくて、
変はらず、久しきいとかなし。
〔徒然草 第二十九段〕


“つれゞなるまゝに…”ですね(笑)
えるぜ





処感 2004年3月


ありがとう♪

at 2004 03/02 00:22


月が替わり、ウチのカレンダーは
レンゲソウとタンポポと
アメリカン・ショートヘアーの仔猫となった(笑)

思いがけない大雪が三月朔日に降ったが
春は確実に歩を進めている。

気になっていたなんちゃんの足跡も復活となり
ホッと一息である。
お帰りなさい!

良かった。ありがとう。伝わったのですね。
あなたの足跡があるとホッとします。
何よりも信頼を裏切らないで下さり感謝します。

そして…
これからもどうそよろしくお願い致します。
<(_ _*)>







このように日は昇り、日は暮れる
...そして弥生三月となっても…
「しあんくれーる亭」は...
本日もまたもや賑わうのである。





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年度末

at 2004 03/04 00:52


3月3日が過ぎたのでサイトデザインを更新してみた。

年度末の3月を送る意味も込めて
シンプルなモノトーンのピアノ。

いつもお世話になっている るびぃさんの
新作である。
…今頃は可愛いベビーが誕生されている頃だろうか…。

さ、夜も更けたのでそろそろ休みましょ(笑)







このように日は昇り、日は暮れる
...そして弥生三月となっても…
「しあんくれーる亭」は...
本日もまたもや賑わうのである。





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気持ちの良い朝に…♪

at 2004 03/06 08:35



寒の戻りと春雨混じりの昨日までのお天気が
今朝になってみると嘘のようで、春めいた週末、
土曜日となった。

アコースティックギターだけの演奏が
聞きたくて「青い影」を流している。
バロンも私も夫も寛いでいる。

下の娘は大切な学年末考査最終日なので
昨夜も徹夜状態。
上の息子はサークル(グリークラブ)の合宿で山中湖。

それぞれが、それぞれの場で…。
今できるベストを尽くしていると信じられるのって
かなり嬉しい事で、ありがたいことで…。

芳ばしい珈琲を愉しみながらこうやって
処感を綴れることに感謝…である(笑)
今、そう思えることを素直に嬉しがろう。

数え上げたら心配や不安の種は尽きないのだ。
そんな事ばかりに心を向けないで、杞憂せずに
平常心でここでは在りたい。

…根気、暢気、元気…そして、陽気♪

なのだ(笑)

あ♪…「やさしく歌って」に曲が替わった。






このように日は昇り、日は暮れる
...そして弥生三月となっても…
「しあんくれーる亭」は...
本日もまたもや賑わうのであろうか。





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天国で微笑んでおられるあづさんへ・・・

at 2004 03/07 07:12



真面目で、一生懸命で、お茶目で…。
明るくって賢明で、愛くるしい。

そういう形容詞ばっかりが、あづさん、貴女を思い出すときには浮かびます。

天国でもきっと幸せな微笑みを忘れないで
あづさんはキャッキャッと声をたてて笑って
いるんだろうな…って想像してます(笑)

こちらは相変わらず、否、一昨年よりも
もっと荒んだ感じのこの世です(苦笑)

その中でも、あづさんを慕い忘れたくないと
生前のあづさんを知らないのに貴女のサイト
訪問して下さる方が後を絶たないでいます。

生き抜いた、愛し抜いた…。
そういうあづさんの生きた痕跡が
人々の心に何かを与え癒し潤すからだと
思います。

あづさんは本物の天使になった…。
そう実感する此の頃です。

3回忌の今日の夜明けは素晴らしい快晴。
あづさんが笑っているのかな…。
そんな風に思えて温かい気持ちになりました。

私も貴女と約束したようにどんな時でも
希望を棄てず、できたら笑って過ごそうと
心新たに思います。

負の感情を抱くより、前を向いて顔を上げて
堂々と屈託無く…歩いて行きます。
あの青い空の上から
あづさんが見守っていてくれたら心強いです。
これからも…ずっと(笑)よろしくね。







このように日は昇り、日は暮れる
...そして弥生三月となっても…
「しあんくれーる亭」は...
本日もまたもや賑わうのであろうか。





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春の日差し

at 2004 03/10 22:47



三月はどうしても想い出に浸る時間が増えて
サイトの更新が滞ってしまう。
…。その分思いが一段と深まるようにも感じられる。

大丈夫、ただ少し想う時間が多いだけ。
それと…(笑) 眠いのもある。
早起きなバロンと生活しているので
慢性寝不足状態に近いかもしれない(苦笑)

春の日差しに暖められて今日も
帰宅後、しっかりと眠ってしまった…。
(笑)







このように日は昇り、日は暮れる
...そして弥生三月となっても…
「しあんくれーる亭」は...
本日もまたもや賑わうのであろうか。





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130億年

at 2004 03/11 08:00



昨日は重苦しい報道(神戸連続児童殺傷事件加害者が仮退院)があり
実はかなりショックだった…。
…。被害者であるご遺族の方々の胸のうちがいかばかりか、察するに余りある。




銀河系最古になるかもしれない
130億年前に誕生しただろう惑星が発見された。

あんまりにも辛い時、苦しい時
空を見上げるとちょっとだけ気持ちが安らぐのは
目には見えないこういった星たちの輝きが
無意識に注がれているからもしれないと
思えてくるではないか!(笑)
人間の範囲を超えた物の存在…に対して
私は畏敬の念をどうしても抱く。

…凄い!…と。





このように日は昇り、日は暮れる
...そして弥生三月となっても…
「しあんくれーる亭」は...
本日もまたもや賑わうのであろうか。





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時には沈黙もするけれど…

at 2004 03/13 23:33



そうかと云って、動いていないわけではない。
黙ってROMをしている方が多いので
BBSへの返信や処感の更新が滞る場合も出て来るのだけれど。
時には…ただ閲覧をしていたい時もある。

読み進みながら色々と考える、想像する、推察する…。

自分の動き方、自分の在り方、スタンスのとりかた等について
色々な方向から見直せる場合が多いので
とても参考になる。

サイトの表面に現れている管理者が
本当はどういう方なのか…知りたいと思うから
閲覧ばかりしてしまう。
書き込む時にしらじらしい内容にならないように
できたら対話になるような書き込みを
これからも続けて行きたいと思うから…と
ご理解戴けるとありがたい。






このように日は昇り、日は暮れる
...そして弥生三月となっても…
「しあんくれーる亭」は...
本日もまたもや賑わうのであろうか。





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日々のこと…

at 2004 03/16 22:25


私はまぐまぐからメルマガを2週間に一度のスタンスで配信している。
隔週の火曜日午前3時配信開始を原則として
自分に課し継続してきた(今週号は159号♪)
題材は身近な日々の生活の中での気付き
提案・報告などが中心で面白味も取り立ててない
マガジンなのだけれど、丸4年経過しても
まだ800人を超す登録が動かず
光栄であると同時に申し訳ないな…と
忸怩たる思いも常にあるものだ。

マガジン作成の日になるとサイト更新が
途端に滞る(^^;すみません。<(_ _*)>
2週間に一度の宿題として捉えているので
配信前日は捩じり鉢巻状態となってしまう。
配信終了となってやっとホッとできる時間となる。

…ホッとした次いでに遅まきながら(笑)
今年も「春はあけぼの…」を登場させた。
一年振りの再会(爆)だけれど、
はんなりとした平仮名がちな文章に雅さを
そこはかとなく感じ春の息吹きとまた
出逢えたような気がする…。





このように日は昇り、日は暮れる
...そして弥生三月となっても…
「しあんくれーる亭」は...
本日もまたもや賑わうのであろうか。





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桜咲く!サッカー五輪出場決定♪♪

at 2004 03/18 21:24



冷たい雨が降り、強い風が吹き続いたけれど
桜宣言は予告通り出され、サッカーは今夜
アテネオリンピック出場権を獲得できた。

…良かった。

オリンピックに出場するだけでも
本当に大変なんだな…と率直に思う。
予選を潜り抜け、勝ち進んでやっと手に出来る。

欲しいものなら自分から取りに行く。
遠慮なんていらない。
結果しか評価されない。
厳しいけれど、透明性ある選考基準は
先に掲げておくべきだ。
誰もが納得できる基準であって欲しい。

分かり難かったり、饒舌が過ぎると
纏まるものも散漫になり点在してしまいそう。








このように日は昇り、日は暮れる
...そして弥生三月となっても…
「しあんくれーる亭」は...
本日もまたもや賑わうのであろうか。





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菜の花や月は東に日は西に

at 2004 03/20 14:50

菜の花や月は東に日は西に

与謝蕪村
画人・俳人。
享保元年(1716)生まれ。1783年67歳没。
この句は神戸六甲山脈の摩耶山を訪れたときのもの。六甲山脈は海の近くで、また当時は、摩耶山には見渡す限り菜の花が咲いていたという。


今日は春のお彼岸の中日、春分の日である。
昼夜が丁度半分となる春分点の日なのだ。
毎年上記の句を自然と思い出す日でもある。

やっと長い冬から抜け出せ、暖められた空気の中で
辺り一面広がる黄色い菜の花畑を目にしながら
土と菜の花の香り蕪村を包み時刻はあっと言う間に春分の日の黄昏時となっている。
空を見上げれば東に真ん丸い大きな月が
上がって来るではないか!
西にはまさに大きな赤く輝く太陽が海へと今にも沈み行くところである。

…そんな、広大な空間を謳った句なので
大好きなのである。
揺ぎ無き、季節の自然な歩みと宇宙の歩み
その中で生きている自分。小さな自分。
「生かされている!」と自然と謙遜になれるような気さえしてくる。
ただ、黙って過ぎ去るその光景を切り取った
蕪村の天才を想ふ。

生憎の雨模様、それも冷たい雨ではあるけれど
確実に季節は春へと進んでいる。

今夜は日テレ系で「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の特番がある。
とても楽しみなのでかなり早いけれど
夕飯の支度を終えてしまった(笑)
バロンと娘はリビングでお昼寝中、
夫は新しいPCのカタログを眺めている。

ギターの音色が週末の寛ぎを伝えてくれている。

…さ、お茶を入れ替えてbbsの返信を
楽しみながらさせて戴こうか(笑)
滞りがちな私のサイトへいつもいらして下さる
常連の皆様には「ありがとう…!」と
あらためてお伝えしたい…。






このように日は昇り、日は暮れる
...そして弥生三月春分の日となっても…
「しあんくれーる亭」は...
本日もまたもや賑わうのであろうか。





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モナリザの微笑み…

at 2004 03/22 23:11


今日も冷たい雨が降って終日寒かった。
暖かい飲み物が嬉しい夜である。

…。
先週の金曜日、以前から楽しみにしていた
レオナルド・ダ・ヴィンチの特集番組を
愉しんだ。
「モナリザの微笑み」に纏わる謎を分析しつつ
ダ・ヴィンチの軌跡を辿る構成で展開されていたので興味深かった。
ミケランジェロとの確執など分かりやすく
描かれていて天才ならではの悩み、逡巡
発想の意外性、発見と工夫等、絶えず留まらずに挑戦をし続けていた集中力と継続の生涯を
伝えていて凡人には理解できない世界・拘り
をもった人の哀しみや愁いを思った。

「モナリザの微笑み」に篭められた
ダ・ヴィンチのさまざまな思い入れは
21世紀になってもなお人々を魅了してやまない。
永遠の母性を「モナリザ」に見出したと
番組の最後で述べられていてなるほどと
思えた。

私も日本へモナリザが来日した時
並んで鑑賞をした一人であったので今回の
特集には特別な関心を持っていた。

何故、喪服なのか?
何故、微笑みが謎めいてみえるのか?
何故、輪郭がない絵を彼は描いたのか?
何故、14年以上のモナリザを手離さず描き続けたのか?
何故、背景があのように荒涼とした景色なのか?
モデルは誰だったのか?
背景は枠を取るとずっと続くように描かれていただが何を意味するのか?
何故、モデルがお腹をそっと隠しているのか?

…などなど、
あらゆる角度から検証されていた事が
特別に面白かった。

彼女の顔が2種類の表情を組み合わせた顔で
描かれていたとは指摘されるまでは
気付かなかった。

ご覧になられた方、どう思われただろう?





このように日は昇り、日は暮れる
...そして弥生三月となっても…
「しあんくれーる亭」は...
本日もまたもや賑わうのであろうか。





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リンクを復活させました。

at 2004 03/24 20:37


昨日、考えた末当・サイトのリンク集を
再度UPすることとし、復活させた。
Netは「検索」が大きな特徴であるけれど、
もう一つはリンク集が特徴になると思われる。

大切で、大好きな方々と遣り取りを
させて戴いてからリンクを貼らせてもらって
来ているので非表示にしているのは
とても心苦しかったのだ。

GAIAXBBS以外は、やっと当・サイトの
殆どのコンテンツが復帰させる事ができた(苦笑






このように日は昇り、日は暮れる
...そして弥生三月となっても…
「しあんくれーる亭」は...
本日もまたもや賑わうのであろうか。





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今、ここに存在している現実

at 2004 03/26 00:17


洪水のように溢れ流れる情報の数々が
今日もまた新着情報として動き回り
ひとしきり大騒ぎするかのように繰り返し
報道されては音もなく流されて過去になって行く。

しっかりと意識して立っていないと
大量で膨大なこの情報の波に足元を掬われ
流されてしまうような危機感さえ覚える。

情報化社会になって便利な反面、
情報の重みがドンドン薄れ、軽くなってしまっている感すらしてくるのは
刺激に狎れてしまって鈍感になったからか…。

衝撃的で言語道断な事件・出来事で
彩られている私達の現実は異様だ。
毎日のように送られてくる児童虐待の酷い報。
医療ミスの報。自爆テロの報。イラク問題・北朝鮮問題の報。不況の影響で起こる不幸の報…ナド、等、など…。

泰然としつつ目を逸らさず、この現実を
真っ直ぐな視点で理解したい。
私たちが生きて目撃しているこの現実は
異様だけれど事実、悲惨で愚かしく酷いけれど
現実なのだ。

対岸の火、我関せず…などという悠長な
スタンスでは不味い。
一瞬先は闇、「明日はどうなるかわからない」
今日の傍観者が明日の当事者になり得るから
注意を怠らないでいたいのである。

…ドンドン、劣悪化している現実の中で
どう対処し、どう生きるのか…。
これってそれぞれの人の上に掲げられた
宿題なのかもしれない。






このように日は昇り、日は暮れる
...そして弥生三月となっても…
「しあんくれーる亭」は...
本日もまたもや賑わうのであろうか。





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ある論争

at 2004 03/28 11:06


最近私がリンク集を再表示したのには
実は大きな理由があった。

難解だけれど読まずにはいられない
「マックス・ウェーバー」を巡るある論争が
展開されていた事に全く気が付けなかったからである。リンク集1に掲載していた北大の橋本努氏のサイト内にて公開していたのだった。別件で未来社のサイトを閲覧していて偶然先週その件(論争展開)が掲載されていたからやっと気付けたという経緯があったのである(−−;

…何故、敢えて私がここに特筆するのか?

2002年にミネルバ書房から出版され、山本七平賞を受賞した本「マックス・ウェーバーの犯罪」(羽生辰郎著)は私も読了はしていたが
どうもすっきりとした読後感を持てず、むしろ、何故羽生氏はこの本を書かれたのか、そして何故この本が山本七平賞を受賞したのか(僭越ながら受賞できたのか)疑問だったのだ。
そしてこの本に対する反論は出て来ないかと期待していたからである。

ウェーバー理解を深める絶好の機会と私は捉え
橋本氏の柔軟でしなやかなサイト運営に敬意を表する。
そして、この論争が有耶無耶にならず実のある考察の場となられる事を期待してやまない。
お時間があり、ウェーバーに少しでもご関心を
持たれておられる方どうぞこの論争を閲覧されたし。






このように日は昇り、日は暮れる
...そして弥生三月となっても…
「しあんくれーる亭」は...
本日もまたもや賑わうのであろうか。





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