…*コンタクト…* … at 2001 01/05 10:42
昨夜はカール・セーガン氏原作の 『コンタクト』を観た。
ジョディー・フォスターの賢さが 映画の中身の質を支えていた…
科学者は裏付ける証拠がなければ “真実”と認めないというテーマと
神は本当に存在するのか…それを 信じられるのか…というテーマと
宇宙的視野で考えて見た時に 地球だけが生命体を持っていると 考えない方がいいのではないか? という..問い掛けが目を引いた…。
彼女がべガへの旅をしている時に 宇宙のあまりの美しさを表現することに 言葉が詰まり… 『詩人が来ればよかったのだ』 という くだり があったが…
この段階で、『科学者』であることより 自分が自分で見たり聞いたりしたことを いかに自分の言葉で伝えることができるのか…
という事の方が重要になって来たように 私は思えて、興味深かった。
宇宙からのメッセージは何時、どんな方法で 地球に届いているのかは分らないけれど…
宇宙ゴミまで出している人間の活動…。 広大な宇宙を一人占めしている気分で いるとしたら、それは、傲慢そのもの なのかもしれない…。
コンタクトの仕方を間違って 友好的に近付いて来てくれるかもしれない 存在に対してくれぐれも間違った方法で 「初めまして!」 をしないように…とも…思う。
コワイけれど…分らなくてコワイけれど… 無闇に戦闘態勢で構えているのは… どうだろう…
…待てよ…これって対人関係でも 全くおんなじ…ではない? 「分ろう」というコチラ側の気持ちが 届いているだろうか? 「受けつけない!」という拒否感を持って いるのであったら、どんな状況でも緊張と 冷戦状態が続くような気がする…。
歩み寄る、譲歩する…。 受け入れる、許容する…。 手を差し延べる…。これは、基本的な 人との和を構築して行くときの姿勢…。
自分を殺してまで、合わせる必要はない… だけれど、相手の思いや心まで殺す権利も 誰一人として持っていないはず…。
『コンタクト』 あなたは上手に取れてますか?
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