…温故知新…日々・徒然・処感・緒感…








静かに思へば、万に、過ぎにしかたの
恋しさのみぞせんかたなき。
人静まりて後、長き夜のすさびに、
何となき具足とりしたため、残し置かじと
思ふ反故など破り棄つる中に亡き人の手習ひ、
絵かきすさびたる、見出でたるこそ、たゞ、その折りの心地すれ。
このごろある人の文だに、久しくなりて
いかなる折、いつの年なりけんと思ふは、
あはれなるぞかし。
手馴れし具足なども、心もなくて、
変はらず、久しきいとかなし。
〔徒然草 第二十九段〕


“つれゞなるまゝに…”ですね(笑)
えるぜ





処感 2002年5月


*・・・時効だなんて・・・*

at 2002 05/03 18:35


重たい、重たい事件がまた一つ時効となってしまった。

1987年5月3日に
西宮の朝日新聞阪神支局が襲撃され
当時29歳だった小尻記者が散弾銃で打たれ
殺害された件である。

その頃たまたま夫の転勤で西宮に住んでいた
ので余計にこの事件を忘れる事ができない。

憲法記念日の5月3日に無法者が傍若無人に
振る舞い、人の命を意図的に奪った。
警察はその無法者を追い続けたが
特定することも叶わず時間が過ぎ時効成立
となってしまったのだ。
こんなこと、どうして許せようか…。
ご家族の方々の胸の中の思いはどんなに切なく
口惜しく、無念であろうか…。

時効だなんて…そんなこと認めたくない。

未解決なまま時効になってしまう大事件が
多いような気もする。そういう失態の連続を
繰り返さないで欲しい。

キチンと仕事に従事されておられると信じたい。
だけど…不祥事続きの報道ばかりが目や耳についてしまう。もっともっと襟を正して欲しい。

かつては世界で一番安全な国であると言われた
日本の国…。
最近の体たらくは目をおおうことばかりで
どうしてしまったのだろうと思うことが多い。

たがが緩み切っていないだろうか?
緊張感に欠けていないだろうか?






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*・・総・白痴化のようで ・・*

at 2002 05/11 23:58


なんだか虚しい気持ちになっている…。
空虚というのか。

右を向いても左を向いても何か…
耳に入り目に入って来ることが情けないことばかりで…
溜息が思わず出て来てしまう。

この空気は何時頃から漂っているのだろう。
日本人ってこんなに軽薄でこんなに中身がなくて
思慮浅い人種だったのだろうか?

否、そうではない。コツコツと人知れず
努力を重ね、誠実にひっそりと生きている
沢山の人が居てくれているはずである。
そういう人の静かではあるが、確実な仕事があるから
支えられていることを忘れてはいけないと
思う。

毒々しいテロップ、猟奇的な事件のスクープ
非・人道的な情報の錯綜…。
こういうものばかりを連日供給している側に
いるマス・メディアにも責任はあると思う。
「一般大衆の需要」に応えていると聞くけれど
本当にそうなのだろうか?

最近の世相には吐き気をおぼえる。
辟易していると言ってもいいかもしれない。

例えば自然の様子をただそのまま写している
そういう番組があればいいと思う。

過剰なまでの刺激などもう沢山なのである。
普通に普遍的な事柄を知りたいと思う。
目にしたいと思う。耳で聴きたいと思う。
そういうものを選択したいと思う。





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*・・・感性と個性・・・*

at 2002 05/13 08:52



何に対して心が動くか
何に対して関心を持つか
何に対して感動できるか
何に対して共感できるか

何処まで冷静でいられるか
何処まで出来事に対して寛容でいられるか
何処まで自分の中で処理することができるか

こういうことの積み重ねの度合いでも
その人の個性が構築されてゆくように思える。

人と自分は違う存在である。
このことを初めにしっかりと認識したいものだ。

日々是挑戦である。






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*・・・勢いのある緑・・・*

at 2002 05/15 08:49



昨日、北側の玄関ポーチに置いている蔦の蔓が
あんまりにも勢い良く伸びて来たので
思い切って切ってみた。

常緑の蔦でここに来てから買い求めた時は
ちいさな植木鉢の中でチョコンと鎮座するような風情だったのに..
大きめな鉢に植え替えたら余程、気に入ったのか
ドンドン蔓を伸ばし増え続け
今や、鉢からこぼれんばかりの勢いである。

植物でさえ、植える場所を少し広くしてあげるだけで
こんなに大きく、逞しく育つのだから、
人も動物も環境の影響を沢山受けてしまう事
無理もないだろうな…と感慨を持った。

狭いフィールドで育てるか、
広いフィールドで育てるか、で
成長の様子も違ってしまうのだから怖い…。

勢いのある育ち盛りの時には思い切って
黙って見守る…そういう距離感が必要なんだろうなと
不器用な母は思う。





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*・・・思い付くまま・・・*

at 2002 05/15 23:02


時間が過ぎていることをフト、何かの拍子に
強く思い知らされることがある。
Netの中は何度も書くけれど、時間の流れが
早く、また変遷もかなり多い。

こちらに余裕がなくてなかなか他のサイトへ
お邪魔できずにいて時間が経ち…
思い立って立ち寄ろうした時などに特に
その現実を感じる。
Netの世界ならではの大変身あり、閉鎖があり
移転がある。

その一方で変わらずに懐かしい佇まいで
迎えてくれるサイトがある。

旧友に出会えたような思いになる。
時間で言うとたった1〜2週間位で
そうなるのだ。
促成栽培のキノコではないのだから
そんなに慌てないで…とも思う。

このサイトも管理人の気紛れから
時々、沈黙して静かになっている時と
比較的 饒舌になっている時との差が
あるのでなんとも言えないけれど、
せっかく作り上げた自分なりの世界を
壊してしまう事だけは避けたい。





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*・・温かいハーブティー ・・*

at 2002 05/16 08:48


仕事前の時間、こんな肌寒い雨模様の朝には
温かい飲み物が美味しい。

連休を越えてもう5月も半月を過ぎた。
皐月晴れになかなかならず楽しみにしていた
惑星集合が夕方観望できずにいる。

厚い雲の覆われた空を見上げていると
その上に広がる空の広さと星達を想像ができて
尚更実物が見たくなりちょっと溜息が出る。




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*・・自然な感覚 ・・*

at 2002 05/22 07:37


久し振りに夜明けから快晴。
これはもう、気持ちのよいスタートの兆しである。

湿度もなくカラリと適度に乾いた空気は
五月晴れの心地よさを運んでくれる目には見えないけれど、一番大切な要素である。

正直なもので生物である人間はお天気や
空気の香り、湿度、風の強弱、気温の上下に
かなり気持ちを左右されているようにも感じる。

人間に自然に備わっている五感をフルに機能させ、
視聴覚だけではない感覚も磨いていたいものだ。

周囲の微妙な変化に鋭く気付くことも
生きているからこそである。
「何も気付かず、何も感じず、何も思わない。」
そんなことって勿体ないことだと思える。

過剰に軽率に反応することは避けたいけれど
人の痛みや、思い…については配慮を持って
一歩引いたくらいの対応をしてゆきたいな…などと
思う。

その人の持つ今に至るこれまでの背景、経緯を
第三者である人がきちんと全て把握していると言えようか…。





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*・・・お知らせ・・・*

at 2002 05/26 00:41



いつもエルゼPageへお越し下さいまして
ありがとうございます。

…サイト更新及び、BBSのお返事が滞りがちで
申し訳御座いません。

PC環境の変更を行いますので
しばしのお時間を戴きたくお知らせ申し上げます。

やっと“フレッツADSL8M”が開通するので
新機種のPCもこれでどうやらNetにて使用することが
できそうです(苦笑)

今までのPCにも愛着があるのですが、
新機種の性能の良さには勝てません(~_~;)

来週からまた新たに出発です。
どうぞ皆様ヨロシクお願い致します。




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*・・・ただいま・・・*

at 2002 05/29 00:16


すべての設定が完了しました。
なんとかここに戻ってこれてよかったです。

一時はどうなることかと青くなったり白く
なったりしながらの設定でした。
サポートのかたがたの忍耐強さには敬服しました。いくらそれが仕事とは言え…
電話での遣り取りが大変でもにこやかに
根気強く対応してくださって助かりました。

感謝!



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*・・・往く五月・・・*

at 2002 05/31 07:43


五月最後の金曜日となった。
明日から、六月 水無月となる。

東北旅行から無事に下の娘も帰宅し
また賑やかな我が家となった。

綺麗な空気、光、その土地の味わい
風景、その土地の猫との触れ合い
級友たちとの楽しい時間
澄んだ水の流れなど堪能できた様子。

旅行から帰宅してくる都度、
子供たちは少し逞しくなって戻ってくる。
一人立ちへの助走はこんな風に
少しづつ始まっているのだろうな。

「ねぇ、お母さん!あのね♪・・・」
昨夜は旅行の話に花が咲いた。
興奮気味な彼女は大げさに
「なんだか一年振りに戻ったような
 気分♪」とも言ってた(苦笑)

小岩井農場、中尊寺、十和田湖、
三内丸山遺跡…
事前学習をして調べた地域を実際に
訪問して納得できた部分も大きかったよう。

百聞は一見にしかず

可愛い子には旅をさせよ



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