…海と空の間で…
海と空だけの空間が欲しかった。
何も思い煩うこともなく 何も逡巡することもなく
ただ ポカンと 漂う雲のように佇みたい。
時間の流れなど頓着しないで
気の済むまで 夜明けから夜更けまで
ただ、この空間で…やがて訪れるあなたを待っていたい。
何時になるのか わからないけれど
待つことを楽しんでいたい
人は 希望とか夢とか言っている
そういう楽しみを持っていたい